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2年生の想い〜井上純平〜

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気が付けばもう3年生になる。
1年生だった頃がついこの間のように感じる。今の私は3年生らしくなれているのだろうか。

 
ア式には全国の強豪校やJユースから人が集まり、日の丸をつけていたような選手もゴロゴロいる。しかし私は全国大会に出た事もなければ選抜などともほぼ無縁であった。
また、私は周りからの目、見られ方を良くも悪くも気にしてしまう。自らを取り繕い、良く見せようとする。

 

そんな私は自身の経歴に劣等感を抱くと同時に、そういった周りの選手達から認められたい、周囲の要求に応えたい、そんな思いが次第に強くなっていた。
プレー中に思ったことがあっても、結果を残した事がなく高いレベルでの経験が圧倒的に少ない自分が感じる事は正しいのか?と思い、なかなか伝える事ができなかった。
自分のやりたいプレーがあっても周りの意見を尊重しすぎて周りに合わせるプレーが気付かぬうちに多くなっていった。

 
「お前にしか見えない景色がある。自分自身にもっと期待しろ」

 
そんな自分を見かねた同期からの言葉に気付かされた。
今までの私のような選手がいては組織は大きくならないし進まない。

 
早稲田としてやらなければいけないんじゃないか?
こう見られたいからやった方がいいんじゃないか?
そんな表面的で周りからの目を気にした行動ではなく、勝つ為、上手くなる為に本当にするべきだと思った行動をする。

 

自分にしか感じられない事もある。
自分にしか出来ない事もある。
伝えなければ何も始まらない。

 

あのピッチに立ちたい。自分の力でチームを勝たせたい。
自分ならできる。
自分自身にもっと期待したい。