diary-men

4年の想い 市村一貴

image

99%の苦しみと1%の笑顔

私は幼少の頃、父の影響でサッカーを始めました。親の話では自分がまだ赤ちゃんで歩けなかった頃から、クッションのボールを蹴って遊んでいたそうです。その時期を含めるとサッカー歴は21年になります。

これまでのサッカー人生を振り返ると、本当に素晴らしい経験がたくさんありました。最高の仲間や、心から尊敬できる指導者にたくさん出会えた事、日本一を経験出来た事。それは全て、私の人生においてかけがえのない経験です。

ただし、そうした経験を圧倒的に上回る量で苦しい経験がありました。小学校の時に市の選抜チームのセレクションに落ちてしまい、そのショックで学校を休んでしまった事、高校の時に原因不明の吐き気に襲われてしまった事、大学で足首の手術をした事、日々の厳しいトレーニングや、試合に出られず悩み続けた日々等、挙げだしたらきりがありません。

なぜ自分はそんなに苦しい想いをしてまで、サッカーを続けてきたのか考えました。その理由は2つあると思います。

1つは、サッカーが大好きだから。これに説明はいらないと思います。
2つ目は、苦労を乗り越え、成功した時に得られる達成感が最高だからです。当たり前のことですが、何も苦労をせずに成功を得られたとしても、達成感は少ないと思います。
こうした事を今までの経験から強く感じ続けてきたからこそ、ここまでサッカーを続けて来たのだと思います。

私は現在、バセドウ病という疾患を患っています。バセドウ病とは甲状腺に異常が出てしまう病で、普通に生活する事はできますが、激しい運動をするまでは約2カ月間、完治までは約2年の期間を要します。

もう2カ月が経過しましたが甲状腺ホルモンの値が安定せず、練習にも復帰できていません。引退まで残りあと少しになったにも関わらず、ピッチに立てていない事が辛いです。
しかし、同時に、もしこれを乗り越えて、最後に大きな花を咲かせる事が出来たら、どれだけ嬉しいだろうかとも考えます。

大好きなサッカーで最高の瞬間を迎える為に1日1日を大切に過ごしていきます。

関東リーグ必ず優勝します。