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悲願の関東リーグ優勝

こんばんは。広報の中村です。

2015年11月15日。関東リーグ最終節、vs法政大学。前日に行われた2位明治大学対3位慶應大学の試合が、明治大学が逆転により勝利したため、得失点差で負けていた早稲田が優勝するためには、勝利が絶対条件でした。満員の味の素フィールド西が丘で、インカレ出場を懸けて戦う法政大学と運命の一戦に臨みました。立ち上りこそ、順位で上回る早稲田が攻勢に出ましたが、徐々に法政に主導権を握られます。優勝がかかっている重圧からか、早稲田の選手達にいつもの余裕はありませんでした。しかし、今シーズン幾度となくピンチを防いできた主将金澤、副将奥山を中心とした守備陣が、この試合も懸命に体を張った守備と統率力で0-0のまま前半を折り返します。
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すると後半、そんな守備陣の奮闘に応えるかのように攻撃陣が躍動しました。早稲田の”超”絶対的エース10番山内の2得点で優勝を大きくたぐり寄せます。そして、相手の追撃を1点に抑え、試合終了のホイッスルが鳴り響いたと同時に、早稲田の関東リーグ優勝が決まり、19年間の悔しい歴史に幕を下ろしました。

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早稲田は勝負弱いと、監督は常々私たちにあらゆる方法で、時には実際の過去19年に渡る順位表のデータ一覧を使いながら伝え続けました。今シーズン一番屈辱だったのは、間違いなく最下位を経験したことです。しかし、一番苦しかったのは首位に立ってからではないでしょうか。この19年間、私たちの最大の敵はもしかしたら自分達自身だったのかもしれません。大一番とされる試合に勝てず、「万年2位」と評され、苦杯を舐めさせられ続けた19年間は、もがき苦しみ、それでもゴールの見えないような長い旅でした。そんな中、他の大学と比較しても決して強くはない今年の早稲田が優勝出来た要因は、ひとえに早稲田を応援してくださった全ての方々の尽力のおかげです。毎週末、試合会場に足を運んでいただいた方々、東伏見の地域の方々そして19年間の早稲田を知り、現役部員に力を貸し続けていただいたOBの方々達の想いの総和で勝ち取った優勝だと思います。本当にありがとうございました。
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しかし、私たちの目標はたった一度の関東リーグの制覇ではなく、「永続的に頂点に立ち続ける」ことです。そのための一歩をやっと踏み出したに過ぎません。そのためにまずは、12月に行われる日本一をかけて戦うインカレの優勝に向けて、一歩一歩歩み続けていきます。4年生の最後の勇姿を見届けに、会場に足を運んで下さい。
たくさんのご声援ありがとうございました。
また、歓喜の瞬間を迎えられるように、全力で闘います。

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