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3年生の想い〜石川大貴〜

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2016年シーズンが2部リーグへの降格という形で終わり
2017年シーズンが幕を開けている。

 

ついこの間入部したばかりの私が
最終学年としてチームを引っ張っていき
早稲田大学ア式蹴球部の看板を背負うことへの覚悟を
本当に持てているのだろうか。

この先、永続的にア式が頂点に立つために
90年を超える歴史と伝統を
後輩たちに伝えることができるのだろうか。

日が経つごとに不安になる。

 

2017年シーズン最大の目標は
1年での1部リーグ復帰である。

では、サッカーだけを本気で取り組み続ければ
この目標は達成できるのか。

決してそうではない。

 

ピッチ内だけでなく、ピッチ外の細部にまでこだわり
人としてのファーストを目指していくことが必要である。

これはア式がこれまでも
ずっと大切にしてきた理念の1つである。

私もア式で活動を続ける中で
その魅力を存分に感じている。

 

しかし、

ア式はいい組織だ。ア式は私達を成長させてくれる。
皆が口を揃えて言うが
果たして本当に今のままでいいのだろうか。

私は入学当初からずっと違和感を感じている。

早稲田らしさと呼ばれる、真面目さひたむきさ。
そこに自分らしさはあるのだろうか。
自分のなりたい姿、やりたい事、夢はあるのだろうか。

 

全員が同じように前を向き
全員が同じように取り組み
全員が同じように一喜一憂する。

周りと違う感情を持つ事
周りと違う反応をする事は否定される。

全員が同じ環境で同じ感情を抱く事なんてありえないのに
その場その場の空気に流されア式としての正解を演じる。

 

これがいい組織だろうか。
本当の意味で人として成長できるだろうか。

自分の感情を前面に出し、自分の強みを存分に発揮し
それを組織の理念達成のために貢献させていく。
これが本来求める姿ではないのか。

 

おそらく私と同じ違和感を感じている人間は
学年内にも多くいるはずだ。
しかしそれを本気で変えようと行動する人間はいなかった。

 

私の大好きなア式をより良くするために、私は現状を変えたい。
私達3年生の力を合わせれば必ず変えられる。

この変化は必ずア式を強くすると信じている。

 

全ては最大の目標である1年での1部リーグ復帰のために。