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3年生の想い〜宮城雄斗〜

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「自分の取り組み次第でいくらでも自分を成長させることができる」

 

 

これは私が約6ヵ月間の練習生期間を通して強く感じたことであり、
入部が認められた際に、部員に向かって自分が口にした言葉である。

 

ア式蹴球部にはいつでも使えるボールがあり、グラウンドがあり、筋トレルームがあり、自分の身体を整えるケアルームもある。そしてそうした環境を部員たちに与え、どんな状況であっても期待を寄せて下さるOBの方々がいる。心から尊敬できる監督、コーチングスタッフがいる。高い志を持ち、一人一人違った魅力を持った部員がいる。決してよい環境が自分を成長させるわけではないが、何事にも真摯に取り組めば、間違いなく成長できる環境がある。この環境の中で果たしてどれだけ、一人のサッカー選手として、一人の人間として成長した姿で残り一年のサッカー人生を終えることができるのだろうか。

 

二部降格が決定し、四年生が引退した中で思っていることがある。
それは「自分が変わらないと来年勝つことができない」ということだ。

 

今年、チームの為に戦うことの大切さを身に染みて感じたのと同時に、
自分がチームに何も貢献できていないということを痛感した。
ア式に入って成長はしてきたが、それは自分の中のものでしかなかった。
周りに何も促せない。周りにプレーで示せない。それが今の自分だ。
そしてそんな人間がいたから今年の結果につながった。そう考えると、来年一部に昇格するには自分がチームに必要な存在にならなければいけないのは間違いない。

 

しかしこのことは、
「自分が変われば必ずチームに大きなプラスの影響を与えることができる」ということでもある。

 

今までBやCチームで練習していた人間が、Aチームで活躍するほどの実力をつければ、間違いなく周りの人間に危機感は生まれる。
今まで人に言われたことだけやっていた人間が、誰よりもチームの為に行動できる人間になれば、間違いなく周りの人間の刺激となる。
大学一年の頃から周りに比べ、サッカーが下手で人間としても未熟。
他人の目を気にして自分の殻をなかなか破れず、人の意見にすぐ流されて自分の意志がまるでない。何度も仕事のミスをして、同期から辞めろと言われたこともあった。
そんな自分だからこそできることは絶対ある。自分の変化が周りにもたらす影響は間違いなく大きいはずだ。

 

 

私はこういったことを意識した中で、
自分を信じて最後まで諦めずにやり続ければ、最初がどんなに下手で未熟な人間であっても、チームを勝利に導くほどの欠かせない存在になるということを証明したい。