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「とはいえ選手です」4年・蓮川雄大

 

🌟蓮川雄大(ハスカワ ユウダイ)
⚽️FC東京U-15深川 → FC東京U-18

 


 

 

 

最後のブログ。
何を書こうかずっと悩んでいた。
四年間で自分が得たものは、いったい何だったのだろうか…
いろいろなことが頭の中を駆け巡った。
たくさんのものを得られたことは間違いないが、
振り返ってみるとどうしてもネガティブな思い出が多い。
困った。

 

大学入学後は、四年間、怪我→手術→リハビリ→復帰の繰り返し。
まともにプレーすることもできなかった。

学年が上がるごとに焦りも増し、
“サッカーをしていない自分に価値はない”とまで思っていた。

 

しかし不思議なもので、これだけ怪我を繰り返すと
今までとは全く違う目で自分や周囲を見るようになっていった。
耳に入る言葉も今までのそれとは違うものになっていった。

三年になると、“学年”に対して目を向けるようになっている自分に気が付いた。
四年になると、“チーム”に対して目を向けるようになっている自分に気が付いた。
昔の自分だったら、ありえないことばかりだ。

 

「フォア・ザ・チーム」
今年、自分はチームのために何ができるのか?
最上級生となり、ア式蹴球部のこと、蓮川雄大という人間について真剣に考える日々を過ごすようになった。
そして、体制が変化する中で、
“チームマネージャー”という役職に就いた。
チームを運営する側の仕事が
ここまでしんどいとは思ってもいなかった。
練習メニューの作成、ミーティング映像の準備、チーム戦術の確認など、「してもらう側」から「する側」になった。
不慣れなことも多く、投げ出したくなることもあったが、
サッカーをしていなくてもア式の一員であるということを
実感できたからこそ続けられたのだと思う。

 

同期の存在も大きかった。

Mr.パーフェクト主務の秋葉。
笑顔で何でも乗り切る学連の榎本。
仕事との両立は難しいとされていた二人は、
今シーズン関東リーグへの出場を果たした
スーパー主務、スーパー学連だ。

ゼウスと呼ばれているキャプテンの岡田
俺のボケに必ずツッコミを入れてくれる冨田
一緒にいてストレスフリーな同部屋の亨介
どんな時も俺の気持ちを背負って闘ってくれる相馬
この四人は来年からプロになる。
最高の仲間であり最高のライバルでもある。

最近同期のことを少し好きになってくれた健斗
すっかり先生が板についてきた石神
いつまでも優しい純平
ジエゴコスタに似ている学
お酒が飲めない春日
バランスを取るのが上手い大翼
鋼のメンタルを持つ千優
少し話が長い直江
四年経っても掴みどころのない根木
イジりどころ満載の拓己
男勝りな萌香
世界で一番面倒くさい男隼平

色んな奴と出会えて良かった。
「4年間」続けられた原動力は、
間違いなく同期の存在だ。

 

部員のみんな
スタッフでもないし、ろくにプレーもしていないのに
毎日毎日、偉そうなこと言ってごめんな。
納得がいかないこと、イライラすることあったと思うけど
ここまで付き合ってくれてありがとう。
絶対日本一を獲ろう!

 

外池さんはじめスタッフの皆さん
自分の居場所を与えてくださりありがとうございました。
来年は必ず結果でチームに貢献します。

 

“早稲田大学に入って良かった”
最高の仲間たちと最高の瞬間を共にしたい。
今、心の底からそう思う。

今年自分はチームマネージャーになりました。
とはいえ選手です(笑)
これだけは忘れないでください!

「とはいえ」は今年のア式のトレンドワードの一つです。外池さんが使う言葉ってなぜかみんなの頭の中に残るんですよね(笑)