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30周年企画『信頼は裏切るもの』桝田花蓮

こんばんは!
本日の担当はこちらの部員です

少し前に私の信頼に対する考え方は変わった。それは、「無条件の信頼」という言葉との出会いだった。今までは、信頼に値する何かを以って他者を、自分を、信じようとしていた。つまり、信じるために条件を設けていた。出来るようになったら、あるいは、出来ると分かったら、と。しかし、この考え方では時にチャレンジの機会すらも奪ってしまう。能力や成長の可能性を見限ってしまう。
私が新たに学んだ信頼の考え方では、まず考える順番を逆にする。つまり、一番初めにすることが「信じる」こと。この「信じる」に条件は必要ない。そして次に行動がくる。挑戦では、「できるかできないか」ではなく「やるかやらないか」が大切だ。そしてこの「やるかやらないか」において何の躊躇いもなく「やる」という選択肢に邁進するために、第一段階の「信じる」が非常に大切になる。いわば、「信じる」というのはその後の行動を支える安心感だ。
以上のことを学んで、もっと仲間を、自分を信じることが必要だったと感じた。不得意なところや未発達な部分に目を向けて、他人も自分もどこか信じ切れずに、不安として片付けて挑戦に思い切りが欠けていた。仲間の挑戦を最大限にサポートできていなかった。
だいぶ遅くなってしまったが、幸いにも私は信頼の新しい形に気づくことができた。それと共に、これまで私に散々無条件の信頼を注いでくれていた存在にも気づいた。両親である。私には輝かしい競技歴や実績はない。特に何かを成し遂げたことのない私に、両親はどんな時も、「花蓮ならできるよ」と言う。理由や条件は一切言わず、ただその一言を私にくれる。私は常々、人がやらないことをやりたい、自分にしかできない成功を目指したいと考える。「やってみる」を大事にしたいと。この思考は、どんな時も無条件の信頼をくれる両親が、挑戦への安心感をもたらしていたからだ。また、気づくことができなかっただけで、両親以外にも私に無条件の信頼を与えてくれた人はたくさんいるだろう。そのおかげで、たくさん挑戦し、失敗をして、ここまで成長することができた。だからこそ、両親が私にその言葉をくれたように、私も仲間に「大丈夫。あなたならできる。」と言葉で、態度で、伝えていきたい。
最後に。ア女にいる個性豊かな仲間達。どんな時でも39人がいてこそ成り立つ組織であり、一人一人に、スペシャルワンの魅力がある。目に見える部分だけが貢献ではないし、むしろ目に見えない部分にこそ組織を支える力が詰まっていると私は思う。そんな仲間一人ひとりを心からリスペクトしている。もちろん、人間だから不得意なことだってある。私自身も欠点ばかりだ。しかし、それらの欠点を挑戦の障壁にはしないでほしい。まずは何も考えずに挑戦の先にある未来を信じること。これを実践していきたい。思い切りやらなければ、それは挑戦ではない。だから、そのための安心感を与えられる存在でありたい。上手くいかない時、他人のせいにする必要はない。また違う方法にチャレンジすればいいのだから。互いを認め合い、リスペクトし、信じ合うことで最大限にチャレンジできる環境を創りあえる。そんな組織に限界などない。

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以上です
明日もお楽しみに