diary-women

30周年企画『決断と覚悟』蔵田あかり

こんばんは
本日の担当はこちらの部員です

今回ア女日記を担当させていただきます4年蔵田あかりです。
今回のテーマは今年のミッションである「感謝」「凡事徹底」「挑戦」、かテーマを設けず「自由」に書く、の4つでした。何をテーマに書こうかと考えた時に「感謝」が書きやすいかなと思い文章を進めていきましたが、自分の中で違和感がありました。私はこの文章を通じて「感謝」をあらわしたいのか?と。私が伝えたいことは何なのか。考えた末、私が今年に入り決断をしたことを話すことなのではないかと行きつきました。なので今回は私の挑戦についてを書かせていただきます。正直、自分のことを話すのは苦手ですしある意味決意表明的な部分もありとても恥ずかしいですが、読んでいただけたら幸いです。

大学4年生。学生生活ラストイヤー。
引退まで長くて7ヶ月。卒業まで9ヶ月。

私の人生に「学生ラスト」がやってきました。
学生ラストとなると卒業後のことを真剣に考えなければなりません。
私は今までここに行きたい!絶対行くんだ!と強い決意で行動したことはありませんでした。

サッカーを始めたのは兄の影響であり、
十文字中学校に進学しようと思ったのも友達の影響
受からなくても地元のクラブチームがあるから落ちてもいいやと思っていて受験勉強は1ヶ月弱でしたが奇跡的に受かりました。
十文字高校は一応試験はあるもののエスカレーターだからそのまま上がり、
早稲田大学に進学しようと思ったのは親にすすめられたのと一つ上に一緒にピッチで戦いたい先輩がいたから。
最初は高校でサッカーを辞めるつもりだったから落ちたら一般で他の大学に行くつもりでした。

全ての分岐点において誰かにすすめられ選択をしていました。
最終決定は自分ですが、失敗した時の責任を他人のせいにできるからです。
そうやって他人任せで生きてきたから自分の考えや行動に責任を持つことはを今でも極力避けたいと思ってしまうし、失敗することをマイナスと捉えてしまうこともあります。

しかし大学卒業後は
サッカーを続けるのも良し
サッカーに終止符を打って就職しても良し
大学院で勉強するのも良し
他にも選択肢は山ほどあります。
何を選ぶにしても正解不正解はなく、その後の自分の行動次第で決まってきます。

私はサッカーを続けたいと心の中では思っていても
大学に入ってから怪我をして復帰をしてもまた怪我、を繰り返すことから今後のサッカー人生は短いだろうから辞めようと考えていました。

同期が就活を始めたのをみて私も乗っかって始めてみて、
自分とは何なのかを掘り下げていく。
ごまんとある企業がどのようなものなのか知り、やりたいことを探していく。
面談面接を通して他者から見られた自分と自分が思う自分を擦り合わせて言語化していく。
自分と向き合うことが楽しくて、言語化されて自分が顕になっていくことに面白さを感じました。
「就活」って楽しいなと思うようになりました。
このままサッカーを辞めるのもアリかも!と。

しかし「就活」が楽しいだけであり、肝心の企業に入りたい欲はありませんでした。面接で自分を知ってもらえる、人事の方からアドバイスを貰えることが目的となり私は何をしているんだろうと分からなくなりました。
と同時にやはり心のどこかでサッカーから離れる覚悟ができない自分がいました。「本当にやめちゃうの?」「後悔しない?」と。

ある同期から「サッカー選手として手が届きそうな立場なら自分のまで頑張ってよ。」と言われ、
私は”怪我”を言い訳にしていて、恵まれた環境にいる中でサッカーから逃げていた。
本当はサッカーという競技で上を目指したくて、
今しかできないことで、
サッカーが好きと思っているのに何を迷ってるんだ?と気がつきました。

やっとサッカーと本気で向き合いました。

“サッカー選手になる”という「覚悟」が決まった瞬間でした。
覚悟が決まると今までの悩みが嘘のように消え、
自分のやるべきことが明確になりました。

1人じゃ決断できませんでした。
就活をしたからこそ、周りの人に相談したからこそ
サッカーを続ける決断ができました。

今はまだ怪我でスタートラインにも立ててないし、
復帰も4ヶ月後でどうなるか分からない。
正直焦りはあるけれど、
私は、”サッカー選手になる。”と決めたから
今できることと向き合い、更に成長してピッチに戻る。

最後まで読んでくださりありがとうございました。
無観客試合が続きますが、ライブ配信や今シーズンからスタートしたTwitterの速報で少しでも多くの方にア女の奮闘している姿や臨場感をお伝えできたら良いなと思っています。
これからもご支援ご声援の程、宜しくお願い致します。

ーーーーーーーーーーーー

以上です
明日もお楽しみに!