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30周年企画『自分の弱さを強さに変える』堀内璃子

こんばんは!
本日もどうぞお付き合いください。

はじめに、私は言葉にすることが苦手です。もちろん想いを文章として形に残すことも得意ではありません。それでも想いをぶつけることは苦手ではないと思うので、ただただ想いをぶつけてみたいと思います。

私の感情はすぐ、あらゆる形で現れてきます。楽しいときは思いきり笑って、苦しいときは思いきり泣く。ついさっきまで笑っていたと思ったら、突然泣き出す。笑っているのか泣いているのかわからないこともあります。よく言えばはっきりしていて分かりやすい、悪く言えば自分勝手で難しい。ア女に入部してもうすぐ1年半。様々な感情を仲間に、自分に、そしてサッカーにぶつけてきました。それをただただ受け止め続けてくれた人たちには感謝しかありません。

その中でも今回は私の「涙」について話したいと思います。私は「泣き虫」です。小学生の頃は試合で転ぶたびに泣いて、合宿先でご飯が食べきれず食堂に一人残されて泣く、中学のチームの練習に初めて参加した日にはヘディングができず泣いて、挙句の果てには顔面にボールが直撃し鼻血を出すという悲惨なスタートも切りました。「泣き虫卒業」という目標を立てたはずの高校、公式戦初めてスタメン出場した時には試合前から緊張とプレッシャーに勝てず涙。その試合は空回りの連続で前半のみで途中交代。大学に入り流した涙も数えきれないが、昨シーズンの皇后杯関東予選決勝、同じく緊張からの涙によりキックオフ直前にコンタクトが外れるという事件も起こしました。たくさんの涙を流してきましたが、正直泣くたび泣くたび自分が嫌になります。弱い自分が嫌いになります。「そんなに泣いていたら、涙枯れちゃうよ」と何度も言われました。もういっそのこと枯れてしまえばいいのにと思ったこともあります。でもいくら泣いても涙が枯れることはなかったです。

そのためここで宣言させていただきます。
「私これからも泣きます」
ただ、涙は無駄にしません。
「泣いた分だけ強くなる」「弱い自分から逃げない」
これが私の「挑戦」です。

泣いている自分、泣き虫な自分から逃げようとするから前に進めない。その弱い自分があるから強くなれる。どうしたら泣かないのかではなくて、どうして泣いているのかを考え、そこに対してアクションを起こしていきたい。泣けばいいという問題ではないのはわかっている。実際、泣いたからと言って何が解決するわけでもない。ただ、我慢すればするほど苦しくなる自分、「耐えろ」「泣いちゃダメ」「負けるな」と言い聞かせれば言い聞かせるほど自分を苦しめることになることを自分で分かっているから。だから私のゴールは「泣かないこと」ではない。泣きたいときには泣く。そこから次につなげること、前に進み続けることが私にとって一番大切なことであり、これからの私に最も必要なことだと感じます。うまくいかないことがあって当たり前、チームを背負ってピッチに立つのだから緊張して当たり前、少し不安になるのも当たり前。そこで涙がこぼれても、その想いすべてをまずサッカーにぶつけていく。

最後に、「すべての想いをサッカーにぶつける」これは自分の中で一番大切にしていることであり、これからもずっと大切にしていきたいことでもあります。これも自分の弱さを知れたからできていることだと思います。言葉にするのが苦手ならまずは行動で、自身のプレーで伝えてみよう。だからこそ、これからも全力でぶつかり続けます。

「泣いた分だけ強くなる」
「弱い自分から逃げない」
これらへの挑戦が自分自身を成長させると信じて、
すべての想いをぶつけていきます。

最後までお読みいただきありがとうございました。
これからも応援よろしくお願いします。

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以上です。
現役生ア女日記も、残すところあと4人となりました。
明日も是非ご覧ください。