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伴走ガイド

こんにちは。
4月5日に、代々木公園で伴走ガイドをしました。

 

伴走ガイドとは、視覚障害者ランナーの方に周りの状況を説明することで、ランナーの安全を確保しながら、一緒に走るというものです。

 

はじめに、自分たちでアイマスクをつけて、誘導してもらいながら歩くことを体験しました。
足元の小さな段差を下るときでも、あとどれくらいで段差があるのか、どのくらいの高さの段差なのか分からないので、とても不安になります。このような体験をして、自分が誘導する側になったときには状況をできるだけ具体的に言うことなど、何に気をつければよいのか考えることができました。

 

伴走ガイド①

伴走ガイド②

伴走ガイド③

 

実際に伴走ガイドをするときには、ロープを持って走るので、ランナーが手を振りやすいように持つことや、他にも、車の音がしたら「車が来ているが大丈夫」であると伝えること、また、たとえ10メートル何もなくても、何もないことを伝えることで、ランナーは安心することができるということを知りました。体験する中で、常にコミュニケーションをとり、周りの状況にも気を遣わなければならないということが分かりました。

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そして、実際にランナーの方と走らせていただきました。

4年 堀口佳織
伴走ガイドをしてみて、思っていたよりスピードが速く、話しながら走るため体力と的確な誘導をするための判断力、集中力がとても大切だと感じました。初めは自分の誘導でランナーの方の安全がかかっているのでしっかり誘導出来るか不安でした。しかし、ランナーの方が合わせてくださり、最終的には楽しみながら伴走することが出来ました。今回は公園の整った道を走ったのでコースの誘導など出来ましたがマラソンなどで人がたくさんいる中だと難しいと思いました。

3年 山田紅葉
今回の伴走で、相手を思いやることがいかに大事かということを改めて感じました。
自分が当たり前と思っていることが相手にとっては困難なことであったり、また恐怖と感じることであったり、いかに相手の状況を感じて伝えられるかが伴走では重要だと思いました。
走りながら次々と起こる状況を伝えて行かなければならないことが大変でした。
この経験を日頃の生活にいかしていきたいと思います。

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ランナーの中には、フルマラソンを3時間で走るような方もいて、ペースの速さにびっくりしました。また、長年伴走ガイドをしている方もいて、このような形で大会に出ている人もいると知り、世界が広がりました。

 

なにより、伴走ガイドはただ一緒に走るための道具ではなく、人と人のつながりであり、信頼関係で成り立っていると感じました。そこでは、相手が何を欲しているかを想像する、思いやりが大切だと分かりました。

 

またこのような機会があれば、積極的に参加していきたいと思います。

それでは失礼します。
田中