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「ア女にいる私」vol.14 船木和夏

本日の担当は、2年生船木和夏です。

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今回ブログリレーをするということでなにについて書こうかと考えていました。今までの自分を振り返ってとかア女のチームについて語るのも言葉にするのが難しいというか得意ではないので、私はサッカーの面白さについて書こうと思います。
サッカーの面白さと言っても人それぞれだと思います。たくさん点をとるのが面白いかもしれません。パスをつないできれいにゴールに行くのが面白いかもしれません。一人一人考え方は様々です。だからこそ今回、自分のサッカーの面白さについて話したいと思います。拙い文章ですが興味がある方は読んでいただけると嬉しいです。
16年間サッカーをしてきて、指導者も変わり、一人一人違った指導者から違ったサッカーを教えてもらってきました。その中でも1番面白かったのが高校3年のときに教わったサッカーです。
一言で言えば頭を使うサッカー。それだけじゃあまりピンとこないかもしれません。細かく言えば、
ボールを取られないようにするにはドリブルの練習や一対一をするのではなく、手を使えばいい。ボールの持ち方を変えればいい。
足が遅いなら、速くしようとするのではなくポジショニングを早めにとればいい、仲間を使ってボールをとればいい。
体力がないなら無駄な走りをしなければいい。自分たちが動くのではなくてパスを回して相手を動かせばいい。相手と相手の間に立てばいい。
言葉にしてもあまり伝わらないかもしれません。言いたいことは常に頭をフル回転させているということです。相手と味方を見て、今なにをするべきか。次相手がこうきたらこうしよう。トラップするべきかしないほうがいいか、右に止めようか左に止めようか。細かいことだけれどそれが命だと思います。また戦う相手によってプレーを変えること。相手のFWにうまい選手がいるならその選手を動かして疲れさせる。後ろで回してメンタルの崩壊をさせる。後半には疲れさせてフィジカルの崩壊をさせる。高3の監督がよく言っていた言葉です。相手のウィークがあるならそこから徹底的に攻めていく。相手が前から来るなら、いなす。相手が引いてくるならサイドに振って相手を動かして縦パスをつく。ちょっとずる賢いサッカーですが、とても面白い。思い通りに行った時の楽しさが半端ないものになります。サッカーの面白いところは答えがないところ。だからこそ戦う相手によって戦術も変わります。そしてひとつひとつのプレーも選手によってなにを選択するか変わります。同じシーンでもパスを選択する人もいればドリブルを選択する人も当たる。だからこそ、プレーの選択肢が多ければ多いほどプレーの幅が広がりより楽しくなると思います。自分なりにこれはこういう理由でこのプレーを選択したけど仲間と合わなかった、仕方ない。で終わるのではなく、味方の考え方を自分の物にする。こんな考え方もあるなと。そうすればまた自分のプレーの幅が広がる。終わりがないということです。
このように毎日毎日考えながらひとつひとつのプレーや練習を行なっていれば確実に成長すると思います。よく私は落ち着いてるとか、淡々とやっていると言われますが頭はフル稼働です。ボールを持っている時も持っていない時もいま自分はなにをするのが1番的確な判断か考えてます。まだまだ自分のプレーの幅は小さくまだまだだなと感じますが、そう思えただけでも成長できる証だとポジティブに考えています。ア女にはたくさんの考え方を持った選手、そして熱く、細かく指導してくださる指導者が沢山います。その人たちからたくさんの考え方、選択肢をもらい、自分のプレーの幅を増やしていけると思うとワクワクが止まりません。やっぱりサッカーは面白いものだと思います。これからも楽しく、泥臭く、自分らしくサッカーをしていきたいと思います。そして将来日の丸を背負える選手になっていたいです。夢は大きく、突き進んでいきたいと思います。

お読みいただきありがとうございました。

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以上です。
明日もお楽しみに。
阪本