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第19回早慶女子サッカー定期戦 試合結果

第19回早慶女子サッカー定期戦

1/9vs慶應義塾大学
13:00kick off @AGFフィールド

早稲田 1 (1-0,0-0) 0 慶應義塾大学

【メンバー】
-前半-
川端、船木、後藤、堀内、佐々木、加藤、村上、阪本、冨田、髙橋、松本
–後半-
川端、船木、後藤、堀内、佐々木(→笠原)、加藤、村上(→蔵田)、阪本(→ブラフ)、冨田、黒柳、松本(→荻原)

【得点】
83分 笠原綺乃

以下、戦評です。

第19回早慶女子サッカー定期戦がAGFフィールドで行われた。今年は例年とは違い、女子部単独での開催となった。両校の主務を中心に学生主体で創り上げてきたものが実を結んだ。コロナ禍により無観客試合とはなったが、4年生と戦える最後の時間を全員が全身全霊で試合に臨んだ。

前半はア女ボールでキックオフ。試合開始序盤から、相手はFWを起点に攻撃を仕掛けてくる。それに対し、前線からのハイプレスで相手の自由を奪い、マイボールの時間を維持するア女。6分には、11松本の絶妙な抜け出しからシュートを放つ。その後も10村上のミドルシュートなどで、相手ゴールを脅かす。12分、25後藤の鋭い守備から、抜け出した11松本が持ち味であるスピードでボールを運び、最後はシュートを放つも、惜しくもGKに阻まれる。また、16分には10村上の予測した守備からボールを奪い、7髙橋が強烈なシュートを放つが、枠を捉えることができない。その後、相手はゴール前を固めてくる。ボールを保持する時間が増えるア女だが、なかなかゴールへ前進することができない。相手陣地でプレーしていく中、相手は一発のカウンターでア女ゴールに迫る。しかし、16川端を中心とした守備陣の粘り強い守備で簡単にシュートを打たせない。攻撃機会は多かったものの得点には至らず、0-0で前半は終了。

ハーフタイムには、各ポジションの擦り合わせを行い、攻撃の組み立てや得点を奪いにいくことをチームで共有する。

後半も、得点を奪うためにゴールへと迫っていくア女。56分、FKを獲得。14加藤が直接ゴールを狙ったが、惜しくもクロスバーに当たり得点には至らない。その後もサイドから攻めあがり、4船木が何度もクロスを上げて決定機を創り出そうと試みるが、相手の粘り強い守備を前にゴールをこじ開けることができない。69分、3佐々木→26笠原、5阪本→20ブラフの交代を行う。変わらず、カウンターの芽を潰しつつ、ゴール前まで勢いのある攻撃を仕掛けていく。あと一歩のところまで何度もいくが、なかなかシュートは決まらない。時間だけは過ぎていき、このまま引き分けで終わってしまうかと思われた。しかし83分、遂に試合が動く。10村上が出したスルーパスが相手に当たり、26笠原の目の前へ。26笠原が、そのボールを冷静に決め切りゴール。待望の先制点を奪う。得点により、さらに勢い付いたア女は攻撃の手を緩めることなく、さらなる得点を狙う。85分、10村上→8蔵田の交代を行う。89分には、11松本→12荻原の交代を行い、さらに畳み掛ける。しかし、ゴールを生み出すことはできずに、そのまま1-0で試合終了。

今シーズン最後の一戦である早慶戦。インカレにおける敗戦の悔しさをパワーに変えつつ早稲田のプライドをかけ、全員が集中を切らすことなく戦って見事勝利を掴んだ。コロナ禍により大変な状況の中、様々な方のご尽力やご支援のもと、伝統ある早慶戦が開催できたことに感謝申し上げます。
今シーズンのア女としては思惑通り完結できなかったが、この1年の活動を無駄にせず、来シーズンは新たなア女の進化したストーリーを創り上げていきたい。

戦評担当:髙橋、渡邊

それでは失礼します。
吉野