第24回早慶女子サッカー定期戦-早慶女子クラシコ-
8/17 vs 慶應義塾大学
15:00 kick off
早稲田 2(1-0,1-0)0 慶應
【メンバー】
-前半-
田村、新井、杉山、吉田、佐溝、宗形、﨑岡、米村、千葉、福岡、生田
-後半-
田村、﨑岡(→小林)、杉山、吉田、佐溝、宗形、三宅、米村(→淀川)、千葉、福岡(→阪本)、生田
【得点・失点】
-前半-
41分 生田七彩
-後半-
61分 吉田玲音
以下、戦評です。
ジリジリと照りつける真夏の日差しの下、第24回早慶女子サッカー定期戦-早慶クラシコ-が、Uvanceとどろきスタジアム by Fujitsu(等々力陸上競技場)にて開催された。2年ぶりの男女共同開催となった今大会、会場は熱気と両校応援団の声援に包まれた。真夏の暑さを上回る熱い気持ちを胸に、互いのプライドを懸けた、伝統の一戦が幕を開けた。
前半は、早稲田ボールでキックオフ。早慶戦独特の緊張感と熱すぎる会場の雰囲気に支配され、立ち上がりは落ち着かない展開が続いた。前半から慶應にCKを与えてしまう場面もあったが、1田村の好セービングでゴールは割らせない。相手のハイライン守備の攻略に苦戦しながらも、修正を重ね、9生田、10宗形、15福岡を中心に果敢に攻撃を仕掛ける。一方守備は、8米村、13佐溝が左サイドで粘り強い対応を見せ、何度もボールを奪取。相手に流れを渡さなかった。右サイドも、7﨑岡、2新井の攻守にわたる連携から良い流れを作り出していく。両校譲らない攻防が続く中、41分、ついに試合が動く。6千葉が体を張ってファールを獲得。キッカー10宗形が放ったボールがゴール前にこぼれ、9生田が執念で押し込む。待望の先制点を掴んだ。そしてそのまま1-0で前半を終える。
さらなる得点と無失点を目指し、ポジショニングや攻撃時の動き出し、相手のカウンター攻撃への対応の徹底。全体を通して切り替えと球際の強度を最後まで継続することを意識して、後半に臨む。また、2新井→11三宅の交代を行う。
後半は、慶應ボールでキックオフ。右サイドへのロングボールから、11三宅の俊足とパワーを活かしたドリブルで何度もチャンスを作り出す。追加点を狙い、ゴール前に迫るも、慶應の固い守備に阻まれる。しかし61分、再び試合が動く。10宗形のCKを6千葉がヘディングで折り返し、そのボールに反応した14吉田がボレーで合わせてゴールネットを揺らす。2-0となった。73分に、8米村→5淀川の交代を行う。その後は、5淀川の攻守における献身的なプレーに導かれるように、全員が集中を切らさず闘い続けた。慶應のテンポの良いビルドアップ、カウンター攻撃からピンチを迎える場面もあったが、DF陣を中心に熱く泥臭い守備を発揮し、失点を許さない。前線、中盤も体を張って相手に走り勝ち、ピンチを未然に防ぐ。90+6分には、7﨑岡→4小林、15福岡→12阪本の交代を行い、全員で最後まで走り切った。そして、2-0で試合終了。この勝利により、早慶戦無敗の歴史を紡いだ。
男女共同開催となった今大会。改めてその規模の大きさや、早慶戦の魅力、そして「なぜここに燃えるのか」。また、計り知れないほど多くの方の協力や尽力があってこその大会だったのだと、全員が肌で感じた。この試合に関わってくださった関係者の皆様、日頃からご支援くださるOB OGの皆様、当日暑い中現地に足を運んでくださった方々、配信で観てくださった方々、そして早慶両校の部員スタッフ、関係者の皆様全員に、感謝をしたい。日頃味わうことのない、この特別な舞台で味わった熱気と、各々がそれぞれの立場で得た経験や想いを、これからにどうやって活かすのかが大事である。リーグ再開に向けて、残りの夏も全員で積み重ねていきたい。
戦評担当:杉山
【次戦情報】
皇后杯JFA第47回全日本女子サッカー選手権大会関東予選1回戦
vsつくばFCレディース
日時:2025年8月31日 9:30 kick off
場所:横須賀リーフスタジアム
X(旧Twitter)速報あり
それでは失礼します。
阪本