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『甘さ』 3年 新井みゆき

本日の担当は、3年新井みゆきです!
攻守に渡る献身的なプレーで、チームを引っ張る彼女。
現状に満足せず、常に意識高く取り組む彼女の新たな決意とは…
是非ご覧ください!!

こんにちは。
本日のア女日記を担当させて頂く、
3年の新井みゆきです。

初めに、日頃より早稲田大学ア式蹴球部へのご支援・ご声援を賜り、ありがとうございます。

今後とも温かいご声援をよろしくお願い致します。

私は事が起きてから後悔する事が多い。

もっとあの時やれていれば。気づけていれば。

それらは自分の中の
ほんの少し端っこにあって
注意して目を凝らさなければ見落としてしまう
「緩み」
すなわち”甘さ”からきているんだなと改めて気づかされた。

これまでのサッカー人生の中で一番強い想いを抱き、様々な覚悟を持って迎えた今シーズン。

私は現状に満足したことは一度もない。
だが、試合を積み重ねていく中で、これまで地道に取り組んできたことがやっと、確実に、結果として表れるようになったと感じられた。
一年生の頃、何度も肉離れするほどやり込んでいた(絶対に真似しないでね)ウエイトもようやく実を結んだかな、笑。

そんな中、ある日突然右膝に原因不明の痛みが生じた。
すぐに治るかなと思っていたが徐々に痛みは増していき、2週間程して100%でスプリントができなくなった。
毎度練習や試合後には膝がパンパンに腫れ、最も悪い状態の時は、日常生活にも支障をきたすほどであった。

MRIの結果は、軟骨損傷。
「こういう怪我は一生付き合っていかないといけないよ。」
そう言われた。

体が柔軟で無く、使い方も上手くない。
その上、転んだ際に膝を打ち付けやすい。
そのせいで右膝は何度も水が溜まり、腫れやすくなり、曲がりも悪い。

それを分かっていたのに、ケアや身体の使い方を改善しようと試みなかった。

その結果、自分の体を自ら傷つけてしまった。

中断期間に入り、色々な方々と相談しながら自分自身の身体とじっくり向き合い、沢山考え、改善を試みた結果、
想像以上に良い状態へと戻せた。

だからこそ、余計に悔やまれる。

夏の面談の際に言われた、
「まだ甘い部分があるよ」という言葉。
褒め言葉や慰めの言葉よりも、何よりも今の自分の胸に響いた言葉だった。

私に残る甘さというものは何か。

自分なりに考えて、導き出した答えがある。

様々に考えを巡らせた結果、あえてここには記さないことにする。

その答えは、今後プレーで体現していきたいと思う。

上述した、厳しくも愛のあるあの言葉を
もう二度と言わせるつもりはない。

私は、
自分の中の隅にある、
ふとした時ひょっこり顔を出してしまいそうな、
そんな甘さを、捨てる。
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以上です。
明日もお楽しみに!
小林