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『出会い』2年 望月美希

本日の担当は、2年望月美希です!

去年の大怪我から地道な努力を重ね、完全復帰までもう少しと更なる努力を積み重ねる彼女。
怪我との出会いから得たもの、そして伝えたい感謝とは⋯。

是非ご覧ください!

本日ア女日記を担当します、2年の望月美希です。
拙い文章ではありますが、最後まで読んでいただけると嬉しいです。

ア女2年目。

ア女に入部してから今まで、私は幸せなことに数多くの新しい”出会い”をたくさん経験してきた。

ここで言う”出会い”とは人との繋がりに限らず、新しい考え方やマインド、ものの見方や捉え方も含まれる。また一方で「怪我」との出会いもあり、その経験は私に新たな視点を与えてくれた。

昨年11月、私は人生で初めての大怪我を経験した。
怪我した瞬間は痛みとかよりも全身に力が入らなくなってしまい困惑したことを今でも覚えている。
帰宅し、パンパンに腫れた膝を見てこれは只事じゃないなと思いながら寝た。

翌日、病院で診断結果を聞いた瞬間、覚悟はしていたものの、自然と涙が溢れた。
まさに絶望。人生で初めての大きな挫折。

でも、
診断結果を聞いたその日に、復帰まで約1年かかるって告げられたその日にはもう、ポジティブな気持ちでいた気がする。とっても変な感じがした。

ポジティブという表現は大まかすぎるかな、、

怪我をしてしまった現実を変えることは出来ないから、切り替えて前に進むしかなかったんだと思う。落ち込んでる暇なんてなかったんだと思う。

初めての長期リハビリという未知な世界への第一歩を踏み出すことを楽しめたらかっこいいかもって思ったりもした。(現実逃避しすぎ。)

リハビリは自分との戦いの繰り返し。地道なメニューが多く、時間もかかる。走りは当たり前にキツいし、昨日出来たことが出来なくなる時もある。孤独に感じる時だってある。痛みが強くてリハビリすら出来ない時だってあった。

正直、思い通りにいかないことの方が多かったと思う。

怪我と出会って、この怪我をきっかけに自分と向き合う時間が自然と増えた。
毎日ひたすらに自分の体と向き合って、自分の心と向き合って。
挫けそうになっても自分を上手くコントロールして対応する。
長いリハビリ期間の中で頑張り方を変えてみたりもした。
辛くてしんどい時こそ笑顔でいることを意識した。

毎日家を出る時に「今日もリハビリ頑張ってね」って声をかけてくれる家族、
練習後疲れているはずなのに走りのメニューを一緒にやってくれる人、
新しいことが出来るようになるとたくさん褒めてくれる人、
試合の何時間も前からリハビリに一緒に向き合ってくれる人、
自分の事情は表に出さずに高い向上心でトレーニングに取り組み刺激を与えてくれる人、

自分ひとりではここまで来ることが出来なかったと思う。
支えてくれた全ての人への感謝の気持ちを忘れずに過ごしていきたい、そう強く思う。

最後に。

“苦しい時は前を見てっていうけれど、足元を見て、昨日の自分を見て、少しの成長を見つけてあげることが1番良い気がする”

この言葉にたくさん救われました。ありがとう。
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以上です。
明日もお楽しみに!
田村