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『心を整える』2年 福岡結

本日の担当は、2年福岡結です!

去年左肩関節を脱臼してから手術をし、更にレベルアップしてピッチに帰ってきた彼女。
心も体もボロボロだった彼女が今回の経験を通して決心したこと、そしてなりたい人物像とは⋯。

是非ご覧ください!

本日、ア女日記を担当させていただきます、2年の福岡結です。

自分の感じたこと、考えたことを素直に綴りました。拙い文章ではありますが、暖かい目で読んでいただけると幸いです。

練習に行きたくない、
サッカーがしんどい。

これは、去年の冬に自分自身の中にあった本音。
ア女という組織に属させてもらいながら、贅沢な感情を抱いていたと感じるとともに、弱い自分に嫌気がさす。
自分で自分の心をコントロールできていなかった。

周りに悟られないように隠していたつもりだったけど、なんとなく気づいていたらしい。

プレーが上手くいかなくて落ち込んで、
みんなはそれでも努力して這い上がっていっているのにと、周りと比較して自分が嫌になって、
みんなの熱とのギャップを感じてまた辛くなる。
練習に行けば、ア女のみんなに会えば、
何か変わるかもなと思いながら東伏見に通っていた。

そんな矢先のインカレの約1ヶ月前くらいの練習で、左肩関節を完全脱臼した。4度目だった。

色んな人に手術をすすめられた。
4年生とまだまだサッカーがしたい。
インカレにだって出たい。
でも手術をするならこのあとの競技人生を考えたときに今がベスト。
たくさんの考えが頭の中を巡っていた。

でも実際は、最初から迷ってなかったんだと思う。
冒頭に書いたように、本当はサッカーから離れたかった。
自分が感じてる以上に、心は限界を迎えていたと思う。

インカレの前にア女全員からもらう匿名のメッセージカードを読んで涙が止まらなかった。
ア女のみんなの優しさや温かさが自分の心の大きな支えでした。
本当にありがとうございます。

そして病院との兼ね合いもあった中でインカレ後にすぐ手術をしていただき、たくさんの人のサポートのおかげで約5ヶ月間のリハビリを乗り越え、復帰することができた。

どんどん復帰が近づくにつれて、前のようにプレーできるのか、もっと強くなったみんなについていけるのかというような不安ばっかりが大きくなった。

復帰するのが少しだけ怖かった。

でも、
はやく一緒にサッカーしたいと言ってくれる人がいて、
自分も辛い状況なのにポジティブな言葉で励ましてくれる人がいて、
リハビリをいつも支えてくれる人がいた。
なにより手術前のような弱い自分にはもうなりたくなかった。

強い自分になる。
そう決めて復帰した。

久々にみんなとするサッカーは楽しかった。
今ではあのリハビリ期間があって良かったと心から思う。自分の身体と、心と向き合うことができた。

心を整える___

必要なのは、
自分を信じてあげることだと思う。
決して自分に自信があるわけじゃない。
でも信じてあげないと、心が保てなくなる。
信じてあげないと、挑戦できなくなる。

練習や試合で上手くいかなかったら引きずって、立ち直れなくて、負の連鎖がはじまる。
私は弱い人間だ。

これまでの経験から、心の状態が身体に影響するということを痛いほど理解した。

だからこそ、
心が壊れてしまう前に、自分で整えてあげる。

あの時の自分に必要だったのは、
弱った心を整えてあげることだったんだと思う。

無理はしない。
でも妥協もしない。
甘えは許さない。
ちゃんと自分と向き合って考える。
なんで上手くいかないのか、
今自分に必要なことはなんなのか。
ちゃんと考えれば、
自分がすべきこと、自分に足りないものが見えてくる。
見えたらそれをやる。
自分を信じてやってみる。

「最大の敵は自分。それに勝てるのも自分だけ。」
高校時代の監督がくれた言葉。

つまり、最大の味方も自分だと思う。
誰よりも自分も信じられるのは、自分自身だと思うから。

最後に、

私にとってア女という組織は特別だ。
自分自身と同じようにア女のことを信じている。信頼している。
自分が自分を信じられるのも、この環境のおかげだと思う。

信じるって理屈じゃない。
自分でもどうしてこんなにもア女に対して信頼を寄せられているのか言葉にすることはできない。
でもいつも支えてくれていたのはア女のみんなであり、弱い自分を引っ張りあげようとしてくれたのも間違いなくア女の存在だ。
私の挑戦をいつも後押ししてくれる。
だからみんなを信じたい。信じられる。

自分もそんな存在になりたい。
みんなの心に火をつけるような、
心を支えられるような、
整えられるような存在に。

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以上です。
明日もお楽しみに!
田村