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早稲田カップ2026 in陸前高田

1月31日(土)、2月1日(日)に岩手県陸前高田市・上長部グラウンドにて、早稲田カップ2026 in陸前高田を開催しました。
先日開催しました早稲田カップ2026 in気仙沼と同様、本大会の開催にご尽力いただいた皆様に心から御礼申し上げます。

陸前高田大会を実施している上長都グラウンドは、弊部OBで早稲田カップの創設者である加藤久氏が中心となって設立したグラウンドです。
今年は加藤様にもご参加いただき、参加した部員に加藤様より直々にお話いただく機会もあり、上長部グラウンドや早稲田カップへの思いをより一層強めて大会に臨みました。
「子どもたちにサッカーができる場所を」とのたくさんの人々の想いが込められたこの場所で、今年も早稲田カップを開催できたことを大変嬉しく思います。

1日目は、4チームずつ2つのグループに分かれて行う予選リーグが行われました。
子どもたちはすぐに大学生と打ち解け、どのチームもアップから和気藹々とした雰囲気でした。

夜には現役部員、OB、指導者の皆さんによる懇親会が行われました。この懇親会には加藤久様にもご参加いただき、震災当時のお話や上長部グラウンドの成り立ちを伺いました。各テーブルでは日頃の大学生活に関する話題ややサッカー談義に花が咲き、非常に楽しい時間を過ごしました。

 

2日目の朝には東日本大震災津波伝承館 いわて TSUNAMI メモリアルにて、震災当時のお話を伺いました。
「津波で全てを失いました。」という言葉とともにお話しされた被災の現実、そして伝承館の壁に打ち込まれた、この地で震災で亡くなられた人の数と同じ数の穴の多さに、甚大な被害を身をもって知りました。
私たちが今、当たり前に学校に通うことができ、当たり前にサッカーができ、当たり前に家族や友人と会えて、話せて、笑い合える日常の尊さを改めて感じることができました。

 

2日目は朝から雪がちらつき、ところどころグラウンドにも積雪が見られました。
早稲田カップに出場できない各チームの小学3年生以下の子どもたちによるフレンドリーマッチが行われました。
寒さに動じず、小さな体でパワフルなプレーをする姿に一同元気をもらいました。

フレンドリーマッチのあとはお楽しみ企画を行いました。前半は大学生によるサッカー教室が行われ、シュート講座、内田謙一郎GKコーチによるGK教室、フリーキック講座、1対1教室、ドリブル講座、リフティング講座、パス講座、ヘディング講座、女子サッカー教室が開講されました。各セクション12分×2回で実施されました。
もっとサッカーが上手になりたいという子どもたちの熱い気持ちがとても伝わってきました。

後半はチーム対抗リレーが行われました。学年ごとに走る距離にハンデが設けられたこの企画では、学年問わず誰もがヒーローになれるチャンスがあり、子どもたちも気合十分で臨みました。
見事1位となったMIYAKO・SC・U-12には東京土産が贈られました。

お昼休憩時には鬼柳サッカースポーツ少年団の皆様よりカレーうどんの炊き出しを差し入れていただきました。とても美味しく、中には3杯以上平らげる子どももいました。寒い中炊き出しのご用意をしてくださった、鬼柳サッカースポーツ少年団の皆様ありがとうございました。

美味しいカレーうどんで空腹を満たし、元気いっぱいになった子どもたちは順位決定戦に臨みました。
結果は以下の通りです。

1位 FCサン・アルタス大船渡
2位 高田フットボールクラブ
3位 大槌サッカークラブジュニア
4位 MIYAKO・SC・U-12
5位 江釣子FC
6位 和賀FC
7位 FC釜石
8位 鬼柳サッカースポーツ少年団

閉会式では1位、2位、3位のほか、MVPの受賞者が表彰されました。閉会後には各チームの大学生が選ぶチーム内MVPとMIPに大学生からのメッセージ付きノートが贈られました。

 

閉会式後には当初の予定から変更し、陸前高田大会OB中学生チームvsア式蹴球部現役部員、今年度参加小学生チームvsア式蹴球部現役部員の試合が行われました。
小学生と大学生の試合では、11人を優に超える数の小学生に囲まれながら大学生たちはプレーをし、大学生たちは固い守備に苦戦している様子でしたが、子どもたちは先ほどまで敵同志だったことを忘れ結託し、楽しそうに大学生に挑んでいました。
微笑ましい様子のコートの隣では、中学生と大学生による白熱した試合が行われていました。負けず嫌いな大学生は中学生相手に一切手を抜かず、激しい競り合いやテクニックある剥がしなど東伏見と変わらぬパフォーマンスを披露していました。中学生たちのサッカーレベルも非常に高く、幾度となく大学生チームのゴールを脅かすシュートを放っていました。

現役部員と小学生、中学生との試合は初の試みでしたが、大学生からも子どもたちからも「楽しかった!」と満足そうな声が聞かれました。

早稲田カップ終了後はすがとよ酒店様に伺いました。
すがとよ酒店様には早稲田カップが始まって以来毎年お世話になっており、今年も震災当日やその後のことをお話ししていただきました。
お話の後には店主のお母様直筆のメッセージカードと気仙沼名物のクリームパンをいただきました。
本当にありがとうございました。

 

日本中を寒波が襲ったこの2日間は、陸前高田市も例年以上の冷え込みでしたが、子どもたちの元気でパワフルなプレーと陸前高田市の皆様の温かいお人柄で、そんな寒さも忘れ、2日間たくさんのことを学ばせていただくとても充実した時間を過ごさせていただきました。
大会運営および設営に際し、ご協力いただいた陸前高田の皆様、スポンサー企業の皆様、誠にありがとうございました。

また、震災や復興に関するお話をしてくださった松本様、すがとよ酒店様、貴重な機会をありがとうございました。

末長く陸前高田市とア式蹴球部の絆が続きますようにと言ってくださった優しい笑顔の皆様にまた会えるように、来年も開催できるよう日々の活動に尽力いたします。

 

 

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[早稲田カップ2026 in陸前高田]
開催日:1/31(土),2/1(日)
場所:上長部グラウンド
特別協賛:
アジア航測株式会社
株式会社グリーンデザイン&コンサルティング