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いざ、天皇杯へ

こんにちは。広報の森岡です。

いよいよ明日、東京都サッカートーナメント(天皇杯予選)準決勝を迎えます。
先月亜細亜大学、東京ヴェルディユースを破り、東京都サッカートーナメント学生系の部を突破しましたが、この学生系の部突破も実に13年ぶり。
それだけ近年天皇杯から遠のいているのが現実です。

しかし、早稲田大学は過去に3回天皇杯優勝を果たしています。(早稲田WMWを合わせると4回)

中でも学生最後の天皇杯制覇となった1966年の優勝は今でも語り継がれる素晴らしいものでした。
当時の主将は浦和レッズの父と呼ばれる森孝慈氏。(※森孝慈氏の追悼特集はこちら→『伝統の立役者たち』
また、釜本邦茂氏も4年生としてチームを引っ張っていました。
当時、学生リーグでは圧倒的な強さを誇っていた早稲田大学ですが、天皇杯で戦った相手は日本リーグ勢。
やはり、実力は学生より一枚上手であったといいます。
しかし、合宿で猛練習を行い、「一波乱起こしてやろう」をチーム一体となって天皇杯に臨みました。
そして三菱重工に3-1、八幡製鉄に2-1と共に逆転勝利し、決勝に駒を進めます。
決勝の相手は日本リーグ1位の東洋工業。
先制点を献上するも、取られては取り返しと粘り、2-2で延長戦へ。
最後は決勝点を奪い、天皇杯優勝の栄光を勝ち取りました。

天皇杯

当時のサッカーマガジンより

1963年にも優勝しており、当時の4年生は大学で2度の天皇杯制覇を果たしたことになります。

ここにもまた、早稲田大学ア式蹴球部で「伝統」が重んじられる理由があります。
大先輩たちが築いてきてくださった伝統をしっかりと受け継ぎ、また新たな伝統を刻んでいくために。

まずは16年ぶりの天皇杯本戦出場が大きな意味を持ちます。

1919年の日本サッカー協会創設と同年に第1回ア式蹴球全国優勝競技会としてはじまった天皇杯は、アマチュアが本気でプロに戦いを挑める、他にはない大会でもあります。

近年でも、2011年にはPK戦の末、福岡大学が大宮アルディージャに勝利。
2009年には明治大学がモンテディオ山形相手に3-0、福岡大学が水戸ホーリーホックに3-2で勝利。
2008年は国士舘大学が延長戦の末、徳島ヴォルティスに1-0で勝利。
2007年に明治大学が1-0で京都サンガFCに勝利するなど、大学サッカーの奮闘も注目されています。

天皇杯の舞台で、早稲田らしい戦いを見てもらいたい。
部員一同、強い思いで明日の試合に臨みます。

ご声援をお願いします!

それでは失礼します。