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4年の想い 岩井稜

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〜私にとってア式蹴球部とは〜

好きな場所であり嫌いな場所である
何かを得る場所であり何かを失う場所である
感謝すべき場所であり憎むべき場所である

このようにア式蹴球部についてはいろいろと思うところがある。
それはとても複雑な感情であり、割り切れないものだ。

この4年間楽しいことばかりではなかった。むしろ辛いことの方が多かった気がする。
胸を張って素晴らしい組織であるとは言えるが、胸を張って大好きだとは言えない自分がいる。
中学時代も高校時代も辛いことがたくさんあった。
それでも終わってみたら「なんとなくいい」時間を過ごしたなと思えてきた。
でもこの組織はいい意味でも悪い意味でも「なんとなく良かった」で終わらせたくない、そんな特別な組織だ。

色々な感情がひしめく中、ひとつだけ、たったひとつだけ確かに言えることは、私にとってア式蹴球部は「大切な場所」だということだ。

4年生になり、大切な場所のために自分に何ができるのか、何を残せるのかを模索する日々が続き気がつけば残された時間は僅か4ヶ月。
腑に落ちる答えは出ないかもしれない。何も残せないかもしれない。
それでもただひたすらに自分にできることを積み上げていこうと思う。
最後に皆と笑っていられることを祈って。