10月17日
流通経済大学との激戦を制し、勝ち点3を手にした早稲田。
その後の試合で首位の国士舘が負けたため、暫定ながら首位に立ちました。
後期の明治戦の後にも首位に立ちましたが、その時は国士舘の消化試合が1試合少なかったため実質2位。
今回こそ真の首位の座につくことができるか、翌日の慶應の結果次第という状況でした。
10月18日
慶應vs専修の試合は13時50分にキックオフ。結果が気になるア式の部員たちは皆Twitterで試合情報をチェックしていました。
試合は開始早々に慶應が先制するも、前半終了間際に専修が追いつく展開。そのままスコアは動かず試合が終わってしまうかと思われた89分、専修に得点が生まれます。このまま試合が終われば早稲田が首位。1分、2分と時間が経過する中、ドキドキしながらJUFAの速報のページを何度も更新していました。もう何度更新のボタンを押したかわからなくなってきた頃、画面が切り替わりました。
「慶應2-2専修 (90+3分)」
サッカーは最後まで何が起こるかわからないということを、改めて思い知らされました。
直後に試合は終了し、勝ち点で並んだ慶應が得失点差で首位に立ちました。その瞬間、早稲田の首位はまたも幻となりました。
しかしよく考えてみると、早慶戦を来週に控えた中でのこのリーグ戦の展開は、我々にとって最高の展開ではないかと思います。
近年、早稲田と慶應が1位と2位を争っている状況でリーグ戦を闘うことがあったでしょうか。勝ち点で並び、次の試合で勝った方が正真正銘の単独首位。ライバルと闘う上でこの上ないシチュエーションです。
前期なかなか勝てない時期が続き、一時は最下位も経験しました。しかしその後7連勝し、優勝争いをするまでになりました。その連勝のきっかけとなったのが、早慶戦での勝利でした。
早慶戦は、ただのリーグ戦の内の1試合ではありません。
そこでの勝利はより大きな意味を持つのです。
今シーズン、あとどれほどのドラマが待っているのか想像もつきませんが、来週の早慶戦が歴史に残る試合になるのは間違いないでしょう。
我々が望むのは、この早慶戦を優勝のきっかけとなる試合にし、19年ぶりの関東リーグ制覇を成し遂げるというストーリー。
この最高のストーリーを自らの手で描くことができるよう、早慶戦までの一週間、チーム全員で高め合っていきたいと思います。