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大学サッカーフェスティバルin島原 5日目

こんにちは、新3年の松岡です。

 

本日は、Aチーム、Aサブチームともに法政大学と試合でした。試合前から非常にタフな試合になることが予想された両試合は、Aチームが1-0、Aサブチームが2-2という結果になりました。したがって、3日目が雨天のため中止されたため、筑波大学との同校優勝とはなりますが、今大会を優勝で締めくくることが出来ました。各地方から様々な大学が参加した今大会は、5日間で8試合を行い、チームとしても個人としても大きく成長を遂げることが出来た、普段では決して経験出来ない、貴重なものとなりました。

 

その後、がまだすドームという全国で唯一火山の体験学習が出来る施設に行きました。島原にある雲仙普賢岳の火山活動を主に、日本と世界の火山の噴火が我々に与えた被害の歴史を学び、そこから復興を遂げた島原という土地で出会った人々の強さ、暖かさの根源を垣間見ることが出来ました。

 

そして、本日で東日本大震災から5年が経過しました。当時中学生だった私たちの多くは20歳になり、その間には色んなことがありました。色んな「便利」が出来ました。しかし、昨年の冬に早稲田カップで訪れた陸前高田市では、5年という月日が我々と同じ基準では進んでいないと、率直に印象をうけました。事実、未だに思うように復興が進んでおらず、現在も14万人余りの人々が避難生活を余儀なくされています。では、その現実を知って出来ることはなんでしょうか。求められることはなんでしょうか。それには人それぞれに様々な答えがあると思います。しかし、我々ア式蹴球部としてすべきことは、なでしこジャパンが震災直後の、2011年7月に女子ワールドカップで優勝を果たし多くの人を勇気づけたように、スポーツの力で多くの人々の心を動かし、勇気づけることであると思います。我々が、関東リーグや総理大臣杯、インカレで優勝することで毎年訪れる陸前高田市、気仙沼市の早稲田カップに集う子供たちを始めとする多くの人々の心を動かすことが出来ると信じ、今シーズンもどの大学よりも泥臭く、熱く闘い抜きます。今、私たちがサッカーを出来ているのは決して当たり前ではないということを今一度心に刻み、感謝の想いを忘れずにこれからの日々も過ごしていきます。

 

3年松岡拓郁