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WASEDA the 1st 〜人として1番であれ〜

こんにちは、三年の松岡です。

 

ご周知のとおり、後期での逆転優勝を掲げ臨んだ関東リーグは、前節の第18節を終えた時点で明治大学が史上最速での優勝を果たしました。そうした中、我々早稲田は、現在四連敗中で降格圏の11位に沈んでいます。この結果を受けて、またしても皆様に誓いとして掲げさせていただいた三冠のうちの一つのタイトルを逃してしまったことをこの場をお借りしてお詫び申し上げます。誠に申し訳ありませんでした。

 

 

 

さて今日は、題名にも書かせていただいた「WASEDA the1st」という言葉について書かせていただきたいと思います。早稲田大学ア式蹴球部には創部当初から、チームスローガンとして掲げられてきた「WASEDA the 1st」という言葉が存在します。その言葉の意味としては「サッカー選手である前に人として一番であれ」といったものです。それでは、人として一番であるということはどういうことなのでしょうか。古賀監督は以前、現役部員に向けたミーティングで次のように言いました。「いい時に何が出来るかではない。逆境に立たされた時にどれだけもがけるか、どれだけその状況を自分自らの手で変えるために努力することが出来るか。そのように逆境をはねのける力こそがWASEDA the 1stという言葉の意味の一つである。」と。「人として一番である」という表現を紐解いていくと他にも様々な意味があるでしょう。そして、その一つには「信じる力」といったものがあると我々ア式蹴球部員は思っています。我々ア式蹴球部員は日々、それぞれが考える人として一番であるために自分が信じた行動をとっています。他の部員がそれに違う行動をとった時にはぶつかり合いが起こるときもあります。しかし、そのようにして日々を共に過ごせる仲間を信じています。そんな我々に、時には厳しくも人間的成長を求めて指導してくれる監督をはじめとするすべてのスタッフを信じています。そして、そんな仲間やスタッフと関東リーグ一部残留、インカレ出場、優勝を自分たちなら成し遂げられると信じています。確かにチームは現役部員がこれまでに立たされたことのないような逆境に立たされています。そのような状況でこのようなことを申しても何の説得力も持たないでしょう。もちろんお叱りのお言葉も覚悟の上です。しかし、このような逆境に立たされてもなお、自分たちを信じるための裏付となる努力を我々ア式蹴球部員はしてきたつもりです。そして、そうした生き様、戦いぶりで組織理念である、我々の試合を観に来て下さる皆様の心を動かすことが出来ると信じています。だからこそ、我々に残されたわずかな可能性にかけ、インカレ優勝のための歩みをこれからもチーム全員で力強く進めていきます。「WASEDA the 1st」というスローガンに込められた「信じる」という言葉を胸に。