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早稲田カップ in陸前高田

10月28、29日に陸前高田で第六回早稲田カップを開催しました。
例年通りア式蹴球部員も大会に携わらせて頂き、20名の部員が参加しました。

早稲田カップは陸前高田市とその周辺地域のサッカーチームの子供たちが一堂に会し、大会を通して相互の親睦を深め、技術やチーム力の向上を目指したものです。
また、参加チームの新たな目標設定と個人のレベルアップを図るだけでなく、大人から子供まで多くの世代の交流を通じて、参加者の心身の健康づくりや相互の絆構築に寄与することを目的として行っております。

今大会は鬼柳サッカースポーツ少年団、FCサン・アルタス大船渡、なかのFC、江釣子FC、高田FC、石巻FCファンタジスタ、大船渡三陸FC、和賀FCの八つの小学生チームが参加しました。

【1日目】
早朝にグランドに着き、皆でグラウンドの設営を行いました。部員はそれぞれの担当のチームで練習を考えたり休憩の時間に子供たちと遊んだりして仲を深めていました。

 

成人の部ではいつもお世話になっている高田クラブ、アシックスジャパンの方々とア式蹴球部の交流戦が行われました。
1試合目はアシックスチーム対ア式蹴球部で試合をし、2試合目は全チームが混合になって行われました。
サッカーを通じて交流を深める良い時間となりました。

また、夜にはアシックスジャパン、陸前高田市サッカー協会の皆さま、各チームの指導者の皆さまと部員による懇親会が行われました。部員はバラバラにテーブルに座り、震災当時のお話や現在の復興の現状など貴重なお話を伺うことができました。自己紹介の時間では、一日目を終えた感想や今後の目標、チームの状況をお伝えしました。

 

 

【2日目】
あいにくの大雨でしたが順位決定戦を行いました。
大雨でぐちゃぐちゃなピッチでも、子供たちは泥だらけになりながらもピッチを全力で走り回っていました。

3位までの結果は以下の通りになります。
1位アルタス
2位和賀
3位なかの

成人の部では高田高校とア式蹴球部の交流戦を行いました。
ピッチは水たまりが大きくできており、思うような試合をお互いにすることは出来ませんでしたが互いに最後まで全力を尽くし、無事大会を終えることができました。

そして、夜にはすがとよ酒店に足を運ばせていただき、店主である菅原さんから震災についてのお話をお伺いしました。
そこで見せられた震災当時の映像や写真はとても現実とは思えないほどのものでした。
実際に体験した方からしか聞くことのできない事実に驚きを隠せないと同時に、その事実を忘れかけているという危機感を感じました。
毎年早稲田カップを通し貴重な経験をさせて頂いておりますが、経験を通して感じたことを日ごろの生活や部活動に還元することが参加した部員の責務だと思っております。まずはチーム一丸となり、目標である関東リーグ一部昇格を果たしたいと思います。
最後になりますが、アシックスジャパン様、陸前高田市サッカー協会の皆さま、競技スポーツセンターの橋谷田さんをはじめとする多くの方々の支援により早稲田カップを開催することができました。誠にありがとうございました。