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「我慢」1年・倉持快

 

🌟倉持快(クラモチ カイ)
⚽️STFC → 桐光学園高等学校

 


 

平素よりお世話になっております。
この度部員ブログを担当させていただく、人間科学部1年の倉持快です。
早稲田大学に入学し半年近くが経った今、これまでの自分の活動について振り返っていきたいと思います。拙い文章ではありますが、最後まで読んでいただけたら幸いです。

 

私にとって、この半年間は我慢の時間でした。

 

高校3年の冬に右膝の前十字靭帯を断裂してしまった影響で、大学入学から4ヶ月間はサッカーができない状態で過ごしました。全国から名のある選手が集まっている早稲田大学ア式蹴球部にいながら、その中でサッカーができない自分に対して、すごくもどかしい気持ちでした。

 

サッカー選手である以上、ピッチの中が1番自分を表現することのできる場所です。しかし、新しい組織に入り、新しい仲間とやっていこうという時期に、ピッチの外でリハビリしかできない自分に、もどかしさとともに焦りも感じていました。8月に入り、ようやく練習ができるようになり、9月ではじめての試合に出れたことで、ようやく自分もプレイヤーとして早稲田大学ア式蹴球部の一員になれたという実感が湧いてきました。

 

半年以上もの期間サッカーから離れることは自分にとって経験がなく、不安や焦りもあった中で、ある言葉を常に自分に言い聞かせてリハビリに励んできました。

 

それは、怪我をした直後に高校時代からのチームメイトである田中雄大が教えてくれた「人生には必要なことしか起こらない」という言葉です。

 

当時キャプテンだった雄大が言うからこそ説得力があり、私はこの言葉に救われたような気がしました。怪我をしたのが高校最後の大会である選手権予選の一週間前だったこともあり、診断を受けたときは怪我をした自分を恨みました。

 

この怪我をポジティブに考えることは、なかなか難しいことだったけれど、この言葉がきっかけで少し前向きな気持ちになれました。同時に、この怪我があったから今の自分があると言える時間を過ごさなくてはいけない、という覚悟も生まれました。

 

実際に、リハビリでは自分の体と向き合うことができ、弱いところ、足りないところを知ることができました。これらを補うために、トレーナーさんの協力もあり、高校時代まではあまりやってこなかった筋力トレーニングも行いました。

 

ただ、今の自分の立ち位置としては、トップチームの試合に絡んでいる選手たちから遅れていることも事実です。これまでの仲間や指導者、支えてくれている家族に怪我を越えて強くなった自分を見せるためにも、大きな舞台で活躍しなくてはいけません。そのための準備を日頃の練習から積み重ね、這い上がっていきます。

 

これからの4年間、自分にとってきつくつらいことも多くあると思います。その度に「人生には必要なことしか起こらない」という言葉を思い出して、自分にとってプラスに変えていきます。

 

拙い文章でしたが、最後まで読んでいただきありがとうございます。