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「自分次第」2年・松高遼

 

🌟松高遼(マツタカ リョウ)
⚽️浦和レッドダイアモンズジュニアユース → 浦和レッドダイアモンズユース

 


 

 

平素より大変お世話になっております。

今回、部員日記を担当させていただきます、スポーツ科学部2年松高遼と申します。最後までお読みいただけると幸いです。

 

時が経つのは早いもので、私がア式蹴球部に来てから、もうすぐ2年が経とうとしています。そして、私は今年の8月で20歳になり、大人の仲間入りをしました。2年後には大学を卒業し、社会に出ることになります。あっという間の20年間であり、あっという間の2年間でした。

 

私がサッカーを始めたのは、幼稚園の年中の時なので、今年でサッカー歴16年目になります。私のサッカー人生を振り返ると、小学生の時は関東大会2位、中学からは、Jの下部組織に所属し、中学校では日本一、高校でも日本一をとりました。また選抜にも選ばれるなど高校までの私のサッカー人生は順風満帆といえるものでした。しかし、大学に入学後の私のサッカー人生は、そんな順風満帆な人生とはかけ離れたものでした。大学での生活が2年目に突入しましたが、私は公式戦に未だ絡めていない現状で、同期で関東リーグに出場している選手や、同年代で活躍している選手を見ると、もどかしく、自分は何をしているのかと情けない気持ちになります。

 

 

前置きが長くなってしまいましたが、私はこの日記で、私が16年間サッカーをしてきて、1番大切だと思ったことを記していきたいと思います。それは、「自分次第」という考え方です。

 

私は、何事も自分次第でその後の自分の人生が決まってくると考えています。例えば、毎日部活をしていていつもへとへとで家に帰ってきます。さらに、明日は学校の試験があり、勉強をしなくてはいけません。そこで、頑張って勉強をするのか、それとも疲れたからといって勉強をしないのかで、翌日の試験結果は大きく変わってきます。もう1つ例を挙げると、きつい練習をしているときに、その練習に対して100%全力で取り組み、さらなる自分の成長を望むのか、それとも、ある程度こなして、自分は頑張っていると思い込むのか。どちらも前者を選んだ方が良いことは、誰しもが分かることです。しかし、いざそれを行動に移そうとしたときに、前者ではなく後者を選んでしまった人がいるかもしれません。私も後者を選んでしまったことがあります。ではなぜ、前者のほうが良いことだと分かっているのに、後者を選んでしまうのでしょうか。

 

それは、前者には、決断する時に、勇気がいるからだと思います。しかし、その勇気は簡単には見つけることはできません。自分の心の中から探し出さなければいけません。そしてこの勇気を探すためには大きなエネルギーを必要とします。後者を選択する人は、途中でこの勇気を探すことを放棄しているのだと思います。大きなエネルギーを使うのは心身ともに、大変なことです。できればそんなことはしたくありません。しかし、しなければ、人間は成長することができないと私は思っています。そして、そのエネルギーを消費すればするほど、自分の弱さに屈しないメンタリティが備わる人間になると思います。

 

 

私自身、このような考え方を始めたのが中学2年生の時です。私の恩師といえる方がこのような生き方をしていたのがきっかけです。それから高校までの私は、できる限り多くの勇気を見つけられるように努力してきました。その結果が、前述したような、順風満帆な人生につながったと思っています。

しかし、大学入学後の私は、勇気を見つけることを放棄してしまっていたのかもしれません。大学は、とても自由です。具合的に言うと、自分で履修を組めるので、平日5日のうちに学校に行かない日を作れたりもします。そして、自分が使える時間が格段と増え、自分のやりたいことにのめりこむこともできます。でも、裏を返すと、自由があるからこそ自分を自分で律しなければいけないと思います。私はこれができていませんでした。それゆえに、私は、大学で自分が思い描いていた成果をまだ上げることができていないのだと思います。

 

 

このような日記を書く機会をいただき、自分自身について見直すきっかけをつくることができたので、今後の自分の大学生活がより凛々しくなるように努力するとともに、少しでも多くの勇気を見つけ、人間として図太くなり、それが成果となって表れるように精進していきます。

 

最後に、私が好きな言葉で終わりたいと思います。

「志定まれば、気盛んなり」

 

最後までご精読ありがとうございました。