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第55回早稲田大学・高麗大学定期交流戦



11月30日(土)に東伏見サッカー場にて、高麗大学と第55回目を迎える定期交流戦を行いました。
早稲田大学と高麗大学は1973年に学術交流協定を締結し、交流が活発に行われ、現在に至っています。
そんな歴史と伝統ある定期交流戦を開催者として迎えられたことに非常に感謝しています。

 

4年生が引退し、初となる対外試合が高麗大学であることはとても意味のあることだと感じます。
試合前のミーティングでは学生の中から今日のテーマが2つ挙げられました。1つ目は「ハードワーク」です。一人一人の出場時間が限られている中、全力で全てを出し切るということです。2つ目は「圧倒的な支配」です。高麗大学に敬意を表しつつ、最初から最後までイニシアチブを握るということです。選手たちは以上の2つのことを意識して試合に臨みました。

試合開始からエンジン全開だった早稲田大学は梁(3年・東京朝鮮高校出身)、清水(3年・京都橘高校出身)がゴールを奪い、守備ではGK山田(3年・浦和レッズユース出身)を中心に無失点。前半を2-0で折り返しました。
選手を全員変えて迎えた後半、幸先良く水野(1年・大津高校出身)が追加点、その後倉持(2年・桐光学園高校出身)がダメ押しとなる4点目をあげました。しかし、高麗大学も簡単には勝たせてくれません。セットプレーのこぼれ球から2失点を許し、意地を見せつけられました。早稲田も負けじとこの日5点目となるゴールを宮脇(2年・早稲田実業高校出身)が奪い、合計5-2という結果になりました。定期交流戦後に行われた練習試合でも3-0と勝利を収めることができました。
新チームとして迎えた初めての試合で早稲田らしいエネルギッシュなプレーが随所に見られました。しかし、同時に多くの課題が見つかったため、次回の試合までに改善していきたいです。

試合後にはリーガロイヤルホテルにてレセプションが行われました。先程まで激しいプレーをしていた両校の選手同士ですが、終始笑顔が溢れていました。言語も文化も違う両校の選手がサッカーを通して出会い、コミュニケーションを図り、友情を育むことができたことから改めてサッカーの偉大さを感じました。
両校の部長の挨拶にもあったように、早稲田大学が日本の大学サッカーを、高麗大学が韓国の大学サッカーを牽引し続け、刺激し合えるライバル関係をこの先も築けていけるように努力していきます。

最後に、今回の高麗大学との定期交流戦を開催するにあたりご支援いただいたOBの方々、早稲田大学関係者の皆様、ご協力いただいた上、日本まで足を運んでくださった高麗大学関係者並びに選手の皆様、大変感謝しております。ありがとうございました。

3年 阿部隼人