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30周年企画『これまでの私とこれからの私』澤田美海

こんばんは!
本日の担当はこの方です。

1年生の澤田美海(さわだみなみ)です。初めての「ア女日記」に嬉しい反面とても緊張していますが、精一杯自分の思いをつづっていきたいと思います。拙い文章ではありますが、目を通していただけたら幸いです。

初めての「ア女日記」。何を書いたらいいのかすごくすごく悩みました。悩みに悩みんだ末、ア女に入るまでの「私」とア女に出会ってからの今の「私」についてお話ししようと思います。

私は、電車は最大2両編成、バスも電車も1時間に1本あるかどうかのいわゆる田舎で生まれ育ちました。こののどかな環境ですくすくと育った私は、歳の7つ離れた兄の影響でサッカーを始めました。住んでいる地域には女子チームがなかったため、小・中学校の間は男子と一緒にプレーをしていました。もともと身長が大きくなかったのですが、中学の途中から周りとの体格差が目立つようになりました。吹っ飛ばされないようにと人一倍給食を食べたり、身長を伸ばすドリンクを飲んだりしましたが爆発的に身長が伸びることは残念ながらありませんでした。そんな中、ある練習の帰り道、母に車でこんなことを言われました。「そんなスポーツが好きなら学問として、しっかり学んでみたらいいんじゃない?早稲田大学にスポーツ科学部があるよ。そこで身長小さいことがサッカーをすることにどう影響するかを学んでプレーに活かしてみたら。」それからというものこの言葉が心に残り、ずっと心のどこかで「早稲田大学のスポーツ科学部に行きたい!」と思うようになりました。高校は、地元の文武両道を掲げている進学校に入学してサッカーを続け、経験者は少ないながらも仲間や先生に恵まれ、波瀾万丈ではありましたがとても充実したかけがえのない時間を過ごしました。志望校の決定は人一倍早く、高1の春から早稲田大学スポーツ科学部に進学したいと決めていました。「最高の環境が整った場所で小さい頃から興味を持ち続けていたスポーツについて学び、学んだことをサッカーを通して体現し、文武両道の極致を目指したい!」と思ったからです。進路調査の第一志望の欄には3年間ぶれることなく早稲田大学スポーツ科学部を書き続け、受験勉強にもがき苦しみながら勉強に勉強を重ねて、晴れて夢の早稲田生への切符を手にしました。これは内緒話ですが、あまりにも嬉しすぎて合格発表の日は大号泣していました。

こうして4月に私は早稲田大学、そしてア女の一員になりました。強豪校出身でもなければ、体格に恵まれた選手でもない私が、『ア女でサッカーをする』これは1つの大きな挑戦であると言えるでしょう。険しい道のりになると分かっていながら、覚悟を持って短い脚で大きな一歩を踏み出しました。踏み出してみると、上手すぎるプレーに圧倒される日々、いつまでもとれない緊張に急に襲ってきた過呼吸、そして2度の怪我。「憧れの場所でサッカーができて嬉しすぎる!幸せだ!」そんな思いも消えてしまいそうになるほど自分の理解が追いつかないうちにあまりにもたくさんのことが起きて、大好きなサッカーでずっと悩んでいる自分がいつのまにか嫌になっていました。しかしこのとき、親身になって話を聞いてくれる同期や先輩、見守ってくれる家族や先生、筋肉痛だと言っているのに笑わせてくれる友達などたくさんの大好きな人が周りにいることに気づきました。そしてその大切さを、温もりを、身に染みるほど感じました。今はネガティブになる暇もないくらい忙しく充実している毎日のなかでなんと言っても自分の夢であり憧れだった場所でサッカーにそして勉強に打ち込むことができているのが笑顔がこぼれ落ちるほど嬉しくて嬉しくて仕方ありません。私のサッカーの現状はよく言うと”伸び代”だらけです。いうならば水を含む前のスポンジです。しかし、ア女にはみたり質問したり一緒にプレーしたりと近くにたくさんの吸収するチャンスがあります。この絶好にして最大のチャンスを逃さずしっかりと吸収し、成長に繋げていこうと思います。また、「今はできないことでも一生できないことはない!絶対にできるようになるまでやり続ける!」と最近は弱くなってしまいそうな自分に言い聞かせるようにしています。決して背伸びはせずに今私にできることをちょこちょこと走り回りながら、全力で貪欲に泥くさくやる。これが、大好きな人たちに対しての感謝の体現だと考えているのでしっかりと行動に移していくとここに誓います。そして、”臙脂”の似合う選手になれるよう日々努力を重ねるとともに報恩謝徳の気持ちを忘れずに自分と向き合いレベルアップしていけるよう頑張ります。

まとまりのない文章ではありましたが、これがありのままのこれまでの「私」と今の「私」です。最後までお付き合いいただきありがとうございました。

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以上です。

本日もご覧いただきありがとうございます。

明日もお楽しみに。

津田