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30周年企画『成長を証明する』田頭花菜

こんばんは!
本日は、こちらの方です!

こんにちは!
十文字高校から来ました田頭花菜です。

 早稲田大学を志望した理由の一つとして、このア女日記があります。なんとなくア女に入りたいという思いはあったのですが、コロナの自粛期間中にア女日記を読みその想いが固まりました。「本気でサッカーに向き合っている人達の集まりであり、向き合える環境はここだ!」と言うのが文章を通して伝わってきました。読み手としては非常に良いものなのですが、いざ自分が書くとなると気が重たくなります。

 私には忘れられない、この先も忘れることのない過去があります。それは、高校3年時の最後の選手権、関東予選1回戦で敗退。全国にすら出場できなかったことです。全国出場は当たり前、日本一を目指していた中でのあっけない終わり方。試合終了の笛が鳴った時には状況が理解出来ず、「なんで」という感情からただ号泣していました。それから選手権が完全に終わる1月まで、Twitterで選手権の情報が流れてきたり、帰省した際に周りの人から今年は結果どうだったの?と聞かれるたびに涙が出てきそうでした。
振り返った際に思うことは、やっぱりサッカーは真剣勝負で闘うから楽しいということと、負けには負けなりの理由があって悔しいの一言で片付けてはいけないと言うことです。同期の中に高校でサッカーをやめる人や、クラブチームだから日本一を争うような負けたら終わりの闘いは出来ない人が多くいました。私は、幸運なことに大学サッカーという場でステージは違えど闘える場所があります。この負けがあったから成長できたと言えるように。この負けを無駄にしないよう、もっと強くなろうと決めた11月14日から8ヶ月以上が経過した今、あれから大きく成長したかと聞かれれば自信を持って返事をすることが出来ません。そう感じる理由は、日々書いているサッカーノートを振り返ったときに、反省と課題にほとんど変化がないからです。

 ア女に入って、自身のレベルの低さを改めて痛感させられています。伸び代しかないなと感じています。しかし、時に行動に移せない自分がいます。練習や試合の振り返りに書いているサッカーノート。悪い時こそ、反省点を挙げて改善策を見つけないといけない事は分かっています。それを行うことで成長に繋がることは百も承知です。なのに、一時的な感情を理由に振り返れないことがあります。自身の弱さを認めて、下手くそなりにコツコツ積み上げていくことしか自分には出来ません。逆にそれは自分でも出来ることだから、この先の自分のために取り組んでいきたいです。

 自分のためにと言いましたが、私は自分のためにサッカーをしています。利己的すぎると思われるかも知れません。でもこれまでの経験から、誰かのために頑張ろうとして良い結果を出せた試しがありません。以前何かの本で目にしたことで、人の為と書くと、偽(いつわり)という漢字になることに「ドキッ」としました。私は、自分の為にやることで、自然と周りの人の為になっていると感じます。だから、私はこの先も自分のために行動していきます。ア女という本気でサッカーに取り組めるこの環境で、弱い自分と向き合います。まずはこの1年、過去の敗戦を忘れることなく、自信を持って成長できたと言えるよう結果で証明します!

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以上です。
本日もご覧いただきありがとうございます!
明日の21時もお楽しみに!

笠原