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30周年企画《OG連載》2005年卒 齋藤史子


こんばんは!本日ア女30周年企画《OG連載》を担当してくださったのは、こちらの方です。

【齋藤史子(さいとうふみこ)2005年卒】
1983(昭和58年)3月1日生まれ。2005年3月社会科学部卒業。ア女在籍時は、1年時(2001年度)に関カレ8位、2年生時(2002年度)には史上初のインカレ出場を果たす。その後の3年生時(2003年度)では、インカレベスト4まで登り詰めた。
卒業後は、受講した授業に影響を受け、‘高校教員’になることを決意。その後2年間、‘いぐね研究会’に所属し、調査やプロジェクトのため計7回の渡航。2009年から2011年、母校である聖和学園高等学校薬師堂キャンパス地歴公民科非常勤講師となる。2011年から2013年、宮城教育大学教科教育社会科教育専修社会科教育専攻大学院入学をし、高等学校地歴公民・中学校教諭専修免許状取得。尚絅学院中学校・高等学校非常勤講師を経て、現在は聖和学園高等学校薬師堂キャンパスで教諭を務めている。

卒業後の進路から現在までの軌跡と共に、ア女での経験と今の仕事についてコメントを頂きました。

〈卒業後の進路から現在まで〉
2006年
早稲田大学社会科学部の第3世界論の授業に感銘を受けて“高校教員”になることを決意。
2006年
地元仙台に戻り、教員免許取得するべく東北学院・東北大学・宮城教育大学科目等履修生となり知識だけでなく人脈を構築期間。
2007~2008年
宮城教育大学人文地理学 いぐね研究会にどっぷり所属し、ESD教育の実践及び論文作成。
同研究会活動において、インド・コタコタ村で地域調査、モンゴル・ウランバートルで女性のエンパワーメントを目的としたJICA草の根支援プロジェクトを実施(計7回渡航)
2009年~2011年
母校聖和学園高等学校薬師堂キャンパス 地歴公民科非常勤講師として勤務
毎日朝練・午後練に参加していたので…生涯で一番パフォーマンス全盛期。しかし、教科教育では公民・地理の分野で不安が残る日々。
2011年~2013年
宮城教育大学教科教育社会科教育専修社会科教育専攻大学院入学。
人文地理学を専攻し、農村調査を実践し修士論文『農村地域における農産物直売所の意義と課題』を作成した。
教育大学の大学院であったので、外国史、日本史、社会学、哲学、経済学、自然地理、社会科教科教育法の専門の教授からそれぞれ学べたのは本当に貴重な体験でした。高等学校地歴公民・中学校教諭専修免許状取得。
2013年~2016年
尚絅学院中学校・高等学校非常勤講師勤務
中学生から高校教育一貫教育の可能性を考察できる貴重な体験。サッカー初心者集団の生徒と週5日サッカーを河川敷で勤しむ日々はとても有意義。初心者の生徒が、公式戦1勝を経験した瞬間は本当に幸せでした。
2016~2021年(現在)
聖和学園高等学校薬師堂キャンパス教諭勤務
現在、特進アスリートコース3年生担任で後輩・生徒の受験指導を実践中。部活動は、舞踊&ダンス部の顧問。先日部員20名とお世話になっているOGのコーチと共に、1時間30分連続18演目と5つの動画上映のプロジェクトを敢行し成功!!“舞台を見て下さる方に感動を”をモットーに、謙虚な心を忘れずに日々精進して参ります。

〈ア女での経験〉
早稲田大学ア式女子蹴球部の全国レベルのチームへの過渡期に在籍していました。
当時在籍する学生に合わせ結果を残す為の戦術や、部員を辞めさせずに厳しさをもとめ運営を模索していた監督のご苦労を今なら理解できます。ですが、当時は理不尽だな…この理不尽な状況、後輩を納得させるにはどうするべきか??と悶々とする日々でした。

〈早稲田を経て今活かせていること〉
常に“原点回帰・自分がどうしたいのか?”を問う習慣や本質や目的を見失わない術を習得できたのは大学時代があったからです。苦しい日々でもありましたが、良き仲間と東伏見の泥にまみれた日々は宝物です。

今回、30周年企画〜OG連載〜として、齋藤史子さんにご協力を頂きました。ア女で習得できる、自分にベクトルを向けて問い続けることや目的を見失わないことは、サッカーでなくても社会に活かしていけることなのだとを教えて頂きました、ア女のOGである齋藤史子さんのご活躍を部員一同、心より応援しています。

次回のOG連載もお楽しみに!

編集:髙橋