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ア女にいる私『女子サッカーが好きだから』黒澤舞水

本日の担当は、3年生黒澤舞水です。

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こんにちは。本日、ア女日記を担当させていただく3年学生トレーナーの黒澤舞水です。まずは、いつもア女への温かいご支援、ご声援ありがとうございます。東伏見でのホームゲームにおいても、選手のプレーに対する拍手や時々思わず出てしまう歓声を聞くとプレーをしていない私でも嬉しくなります。

みなさんご存知の通り今回のテーマは「ア女にいる私」です。何を書こうか迷いに迷い、文章力のなさとも相まって全然手が進みませんでしたが、ご一読してもらえますと幸いです。

「女子サッカーが好き」
立ち止まることも、道を間違えたこともあったけれど、
ただこの理由だけでここまで突っ走ってきた。
仕事内容も詳しく知らぬまま、直感的に選んだトレーナー。
勉強すればするほど、自分の無力さに気付き、
何かあるごとに自分はトレーナーに向いていないのではないかと考え、
ア女という組織において自分はどれほど役に立てているのだろうか、
と、自問自答を繰り返している。

もし女子サッカーを好きになっていなかったら、
今頃私は何をしているのだろう。

語学系の学部に行って、
バイトしてお金が貯まったら留学して、
マーチングができるところを探して、
そろそろ就活を始めないと、と焦って、
でも週末はできる限りレッズの試合を観に行って、
と、想像してみたけれど、
結局、「女子サッカー」を好きになっていなくてもサッカーが好きなことに変わりはなくて、ただ「好き」のレベルの違いが「仕事にしたい」ほどなのか、ただ観るだけで満足なのか、というだけでサッカーのない生活は想像できなかった。

仕事にしたいほど好きな女子サッカー界で働こうと、直感的にトレーナーを選んだ。
別に、トレーナーでなくとも女子サッカー界で働く手段は色々あるし、
もっと視野を広げて、「女子サッカーに関わる仕事」といえば更に多くの職業がある。
トレーナーになりたいと思った高校生の時には知らなかったスポーツとの関わり方は沢山ある。
それなのに、どうしていつまでもトレーナーにこだわるのか。
考える中で気づいたのは、
「トレーナーって楽しい」
ということ。
そして、勉強するほど、知識が増えるほど、その楽しさの種類が増える。

ケアをしたら動きやすくなった、と笑顔で選手に言ってもらったとき
アジリティゲームで選手の反応が良かったとき
テープの巻き方きれいだね、と言ってもらえたとき
いいプレーをするためには舞水の力が必要だ、と言ってもらえたとき
リハの選手が公式戦に復帰したとき
選手の動作改善ができたとき
一緒に頑張ってきた仲間が公式戦で得点を決めたとき
現場でなくとも、
勉強していて、点と点がつながったとき
学んだことをトレーニングに生かせるとわかったとき

もちろん自分が楽しむだけではだめで、常に選手を1番に考えなくてはいけない。
楽しいことばかりなはずもなく、悔しさも沢山経験してきた。
日々トライを繰り返す中で失敗することも多い。
でも、「悔しい」という感情が、「楽しい」と思えた瞬間が、次の楽しさを求めて自分を突き動かす。

そしてもう一つ、
「プレーできなくとも少しは誰かの力になれる」こと。
自分の言動が、良くも悪くも選手に影響を与える。
よく「トレーナーは勝敗には関われない」と言われるけれど、それは直接の話であって間接的に言えば試合結果に関わっていると思う。
例えば
「十分なコンディションでピッチに送り出す」
試合前の準備においても、アップにおいても、試合中アップにおいても、トレーナーの影響はある。
もっと長期的な面でいうと、
「試合で勝つ選手を育てる」
フィジカル面、アジリティ面などを成長させたいとき、自分が何を選手に与えるのか、そしてそれをどのように伝えるのかで選手を伸ばすこともできれば、負の影響を与えてしまうこともある。
だからこそ、いかにして選手をいい方向に持っていくのか。
トライ&エラーを繰り返しながら日々探求している。
そもそも正解があるようなことではないので、何がどうなったら満足、という話でもないが、
最終的に、「舞水がいて良かった」
と、1人でも多くの人に思ってもらえるトレーナーでありたい。

女子サッカーが好きすぎて、この道を選んだからには、
これからも沢山のことを学び、挑戦して、
トレーナーとして、日本の女子サッカー界の力になりたい。

まとまりのない文章ですが最後までお読みいただきありがとうございました!明日は並々ならぬ努力を重ねるなみさんです!お楽しみに!

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以上です。
明日もお楽しみに。

大森