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ア女にいる私『ミックスジュース』井上萌

本日の担当は、4年生井上萌です!

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うまぴょい!
本日、ア女日記を担当させていただく4年井上 萌です。最後のア女日記を誕生日に書かせていただけるなんて、嬉しい限りです。(訳:おめでとう待ってます)今回は、ア女で過ごしている中でふと感じたことを文字にしました。引き続き読んでいただけると嬉しいです。

私たちはこれからジュースを作る。2019年、用意されたフルーツは8つ。それぞれが異なる種類、産地も違えば見た目も味も違う。私たちはジュースを作るときに考えたことがある。「良いジュースを作るにはまず、それぞれの鮮度や質が大切だよね!」

なるほど。ジュースを作る前に、自分のフルーツを美味しくしようと考えているのか!確かにフルーツ自体が美味しければ、ジュースも美味しくなるに違いない。

だから8つのフルーツは、「美味しくなるために」たくさんの努力をした。もちろん、上手くいくときもあれば、上手くいかないとこも経験した。そう、各々で。

そして2022年、私たちはこのジュースを日本一にする目標を立てた。また、コーヒーや炭酸飲料、カテゴリーの異なる飲み物にも勝ちたいね。そんな目標も立てた。

序盤、好調。質も鮮度も高いからそれは「良い味」がする。しっかり3年間積み上げてきた個の良さが出ている。
このまま突っ走れば、半年後もっと良くなる!

と、ずっと思ってた。しかし、上手くいかない時期が出てきた。噛み合わない時期が出てきた。8つのフルーツが分裂して層を作ったジュースのようだった。到底、他には敵わない。日本一もほど遠いと感じた。

「本当に良いジュースを作るには、自分だけを考えるのでは、不可能だ。自分が良くても隣のフルーツが腐ってたら、味が落ちていたら意味がない。」それが、ミックスジュースだ。自分だけの領域を超えたものだ。

最高に美味しいものを作るなら、自分の質だけ上げても良いものには辿り着かない。

だから、周りを観てお互いの良さを引き出して自分の良さ、あなたの良さ、さじ加減、塩梅が必要で。
個が強いからこその悩みでもあって。配慮って言うとなんだか消極的な気もする。共存って言うと、くっつきすぎてあまり好みじゃない。独り独りにはならず、確かな繋がりを持ち続ける。

そして、忘れないでほしい。8種類の豊かなフルーツを使ったジュースは器があって、ストローがあって、売る人が居て、買う人が居て「ジュース」が成り立つことを。

組織は難しい。団体スポーツは難しい。同じ日本という国で生まれても、みんな異なるバックグラウンドが存在する。各々が文化を持っている。たった「サッカー」というもので繋がった私たち。それらが同じ目標を掲げて、同じ時間を過ごす。そうとなれば、グラウンドでの衝突だって当たり前だ。誰かを不都合に思うこともあるだろう。それは前述した様に、みんなが私と同じ背景で育っていないから。
もし、あなたが今、思っていることがあるのなら「その場で」言いなさい。
その場で言えない性格だから…は見えないところで陰口を言っていい理由にはならない。

衝突が悪いんじゃない。ぶつかった時の感情は、時間をかけて味わい、消化して排出する。これをしないといつまで経っても苦しいのは自分だ。
そして、事象を自分の引き出しにしまう。いつでも取り出せるようにしろ。それが経験値だ。

私には個性豊かな同期がいる。18歳のときに出会い「もっと自分の為にサッカーしなよ」と私に言った。
みんな真っ直ぐな目をしていた。
ずっとずっと奥に閉まっていたものを引っ張り出された感覚だ。素晴らしい環境で、切磋琢磨するとはこのことである。本当に頼もしい仲間だ。
だけど、今年は違う。いい意味で違う。「自分の為」以上に「みんなの為」が芽生えた同期がいる。その4年生を見て欲しい。ついてきて欲しい。
4ヶ月後は、自らの気持ちを全面に出した文章にしますね。そのためには、もっともっとみんなとサッカーしないとね。
拙い文章でしたが、最後までお付き合いして頂きありがとうございました。

明日は、いつも暑い中チームのためにマネジメントしてくれてありがとう、2年カメラマン兼副務の大庭愛叶です!あいかが撮ってくれる写真はすかさず保存。みんなインスタのアイコンにしがち。あいかの素敵な文章もお楽しみに!!

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以上です。
本日もご覧いただきありがとうございました。
明日もお楽しみに!

髙橋