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ア女にいる私『置かれた場所で咲きなさい』築地育

本日の担当は、2年生築地育です。

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皆さんこんにちは、本日ア女日記を担当させていただく2年の「ぐんぐん育つ」築地育です。私事ですが、今シーズンは背番号19を背負わせていただきます。語呂合わせで「いく」になるという単純な理由ですが、私のラッキーナンバーを背負って闘えることに喜びを感じています。試合観戦の際には「あっ19番のいくだ!」となっていただけると幸いです。

昨年度の重度のホームシックから一転。「そろそろ静岡に帰れるかなあ」と帰省への熱量も落ち着きました。もちろん帰省をすれば、後悔のないよう家族にしっかり甘えて東京に戻ってきます。最近は、母の手料理がクール便で届くことも減り、少し寂しいですが…
静岡話はそこそこに、今回は早くも一年半を過ぎようとしているア女生活を振り返って、明確にすることができた「ア女にいる私」がなぜサッカーを始め、そして何のためにサッカーを続けているのか。そんな私のサッカーの軸をお話ししたいと思います。

私がサッカーを始めたのは「父にみてもらいたかったから」です。先にサッカーを始めた二つ上の兄の練習や試合につきっきりの父。幼い私は、兄のプレーで喜ぶ父を見て、「自分もサッカーをすれば父に見てもらえる」と考えました。当時の対象は父1人ではありましたが、「私のプレーを観て喜んでもらいたい。」という強い想いは今でも強く、これが私のサッカーの原点だと思います。
しかし、サッカーは観てもらうだけで成立するものではありませんでした。苦しいトレーニングや試合を積み重ねて成長しなければなりません。また、チームのレギュラー争いにも勝たなければ観てもらう場に立つことすらできません。サッカーをしていると多くの壁にぶつかります。ア女で過ごしている日々の中でも様々な壁にぶつかりした。
1年目、「私がア女を強くする!」「日本一のチームにする!」生意気なことを父に言って静岡を出た新人の威勢はすぐに無くなりました。これまで経験したことのない激しいメンバー争いに揉まれる日々。練習でのチーム分け、ボードに置かれた名札、試合での起用方法で嫌でもはっきりと突きつけられる自分の立ち位置。受け入れたくなくて、目を背けた一年でした。「なんとか乗り切った一年」
2年目、今年こそは!と切ったスタートダッシュもすぐに失速。本職である中盤でのレギュラー争いの雲行きは怪しく、去年のような時間がもう一年続くと思うとサッカーとサッカーをする人と向き合うことが嫌になりました。それでも、腐らずに練習に試合に全力で取り組み、泥臭くアピールを続け、徐々にチャンスを掴めてきたと思っていた矢先…左膝内側側副靱帯損傷。これまで大きな怪我をしたことのない私にとって非常に大きな壁にぶつかりました。グランドの隅から練習を見る日々。3週間、6週間と診察に行くたびに復帰工程が伸びていき、計画通り直らない膝。サッカー人生の中で、最もサッカーへの熱が冷めていたと思います。それでも、今グランドへ向かいサッカーと向き合う私がいます。何が私を動かしてくれるのか。
やめようと思うとき浮かぶ言葉。『置かれた場所で咲きなさい』壁にぶつかったとき父がいつも私にかけてくれる言葉です。
私は、ア女という場所を選んだ。ここで花を咲かせるんだ。
やめようと思うとき浮かぶ顔。私のサッカーを観てもらいたい人たちの顔。私がサッカーに取り組む姿を観せて心を動かしたい人たちの顔。
これまでも、そしてこれからも私と様々な形で繋がってくれるであろう人たちの顔を思い浮かべると、私の冷めていた心も止まっていた足も少しづつまた熱を持ち始めます。「まだ咲いてない!」と…
私はア女という場所で花を咲かせる。その花を観てくれる人の心動かしたい。

人としても選手としてもまだまだ未熟な私ですが、「早稲田大学」「ア女」

いう大きな組織でサッカーをさせていただき、私が周りの方々に発信できるチャンスが多くあることを実感しています。私の原動力となってくれる方々に「ア女にいる私」はプレーという形でパワーを返したいからサッカーを続けられています。試合観戦の際には、ピッチで泥臭く闘う19番からパワーをもらっていただけると嬉しいです。
長くなってしまいましたが、最後まで読んでいただきありがとうございます。
明日の担当は、お団子は醤油派!辛口・毒舌は仲が深まった証拠!今シーズン、チーム全員大感動のゴールを決めたみなみさんです!お楽しみに!

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以上です。
明日もお楽しみに。

大森