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ア女にいる私『逃げない』堀内璃子

本日の担当は、3年生堀内璃子です。

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こんにちは。
本日、ア女日記を担当させていただく3年堀内璃子です。

私は今、追い込まれています。
サッカー人生で一番自分を追い込んでいます。
実際はまだ追い込んでいる「つもり」です。
追い込み始めようとしているところです。
私、レベルアップしたいんです。パワーアップしたいんです。

2年生。
1年生で多くの試合を経験させてもらい、追われる立場になった。
誰にも負けられない。負けちゃいけない。
個人的に何かとても重たいものを背負っていた。
だけど気づいたら関カレのスタメンに私の名前はなかった。
まわりに「1年目だけかよ」と思われるのが怖かった。
だからそんな自分が情けなくて、そんな自分と向き合うのが怖かった。
向き合いたくなかった。向き合えなかった。
その状況で巡ってきたチャンス。見事に逃した。
さすがに自分に絶望して、ひたすら泣いた。
次の日も試合だった。
「切り替えてやるしかない」
そう思いつつも、アップ前から怖くて怖くて仕方なかった。
昨日の自分がフラッシュバックして、ガッチガチにこわばった身体を何とか動かしながらアップをした。

ここで私の良い所。
いくら試合前に泣いたとしても、かなり緊張をしていても、はじめは固いかもしれないけど、大体は試合が始まってしまえば気づいたらいつも通りの自分になる。
その試合も、気づいたら忘れて、きちんとその日の自分の最大限の力を発揮していた。

しかし、試合終盤、足首をひねった。
初めての離脱。
「とことんついていないなあ」と思いつつ、
「しょうがない」、
「これを機にリハビリで強くなっちゃうか」と珍しくポジティブにリハビリを始めた。
まあそううまくは進まず、復帰しては再受傷し、その後も痛みや違和感、再受傷への不安などを抱え、自分の中で完全復帰と言えるまで約半年が過ぎてしまった。
そこからは、本当にサッカーが楽しくて、心身ともに絶好調だった。

ただ、その時は12月。
もうチームはインカレに向かって完成に近づいていた。
そこに私が入ったら、何か邪魔してしまうように感じ、正直居場所がなかった。
連戦が続きよりチーム力が求められたとき、
チームとして苦しかったとき、
私はサッカーができていなかったから。
ピッチレベルで一緒に乗り越えられなかったから。

間に合った。でも間に合わなかった。

そしてア女はインカレ優勝を達成した。
私はその瞬間をベンチで迎えた。
嬉しかった。けど同時に無力さを痛感した。
私は高校2年の時のインターハイ優勝もベンチで迎えた。
そしてその年の高校サッカー選手権は全試合出場し、準優勝。
この結果を突き付けられると、正直、私にはチームを優勝させる力がない、と感じる。
実際そうかもしれない。
でもこのままでは絶対に嫌、私のプライドが許さない。
だから私はア女に来た。

3年生。
これらをかなえるために私が向き合うべき課題。
「自分と向き合う」「逃げない」
ここまで、自分にあるもので勝負してきた。
苦手なことと向き合うことが苦手で、
向き合えないから、得意な部分だけで勝負してきた。
しかし、そこに限界を感じた。そして逃げ場がなくなった。
これがいまの私。
追い込まれたとき、「やるしかないか」と苦手なことに目を向けられた。
大学生活も折り返し、ゴールに向かっていかなければならない。
私は4年生になったらもう仕上げの段階でなければならないと感じる。

そのための『今』。

自分と向き合い、逃げずに立ち向かうことで自分自身を成長させる。
正直、自分を追い込むのはしんどい。
結果、苦しむことの方が多い。
だけど今、なんか初めての感覚、感情が私の中にある。
何かをつかみ始めた気がしている。
たぶん、1年生と2年生、おかれた環境や立場は違っても、プレーや考え方に変化はなかった。高校までの自分も同じ。変えないことが私の軸だった。
そこを少し変えてみることにした。
どれが正解かなんてやってみなきゃわからないけど、今はそんな自分に少しワクワクしている。

続けることが苦手で、3日坊主になりがちな私。
ここを乗り越えたときに新しい私がいる。
決して簡単な道ではないが、この決意とともに道を切り開いていこうと思います。

明日の担当は、スタイル抜群、すらっと長い手足でア女のゴールを守る、石田心菜です!
お楽しみに!!

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以上です。
明日もお楽しみに。

大森