diary-women

四年生の想い『四年間に終止符を。』廣澤真穂

本日の担当は#9 廣澤真穂です!

「四年間に終止符を。」

私が一年生の頃、この「四年生の想い」を読み、
感動してインカレの初戦に挑んだのを今でも覚えています。

そんな私が、今回は読む立場ではなく、書く立場になりました。

この濃すぎる大学生活四年間を言葉だけで表現することは、
きっと無理です。(笑)
なので…
私の言葉で私らしく最後まで文字におこしていきたいと思います。

話は変わりますが
皆さんワールドカップは見ましたか?

サッカーって本当に面白いです。
試合終了の笛が鳴るまで何が起こるか分からない。

「絶対はない」

このことをワールドカップから学ばせてもらいました。

これから始まる「全日本大学女子サッカー選手権大会」では
この言葉を胸に
最後まで戦いたいと思います。

また、
日本を背負うという重圧を抱えながら戦う選手たちを見て、
勇気や感動をもらいました。

人に勇気や感動を与えるということは、簡単ではありません。

ワールドカップのように世界中の人に
勇気や感動は与えられないかもしれないけれど
少しでも多くの人に

“勇気や感動を与えられるようなプレーがしたい”

そう思いました。
そして、
いつかは世界中の人に

“夢や希望を届けたい”

そんな選手を目指して
これからも進んでいきたいと思います。

さて、前回のア女日記で「最後のア女日記です」と言ったのですが、まだありました。
今度こそ、本当に「最後のア女日記」です!

是非最後まで読んでください。

早稲田の大学生として過ごす日々も、残り数か月となった。
入学前までは、この私が早稲田大学の門をたたくことになるとは想像もつかなかった。
周りの友達からは「大丈夫?」と心配もされたが、大丈夫だった。
きっと大丈夫だったと思う(笑)

本当に沢山の素晴らしい出会いと経験、学びを得ることのできた四年間だった。

そして、大学生活の大半を過ごした

「早稲田大学ア式蹴球部」

“臙脂のユニフォームを着たら、負けてはいけない”

初めてこの言葉を聞いた時
かっこいいと率直に思った。
そして、
この言葉を胸に、全力で四年間を駆け抜けてきた。
しかし、
当たり前なことだけれど
勝つということは簡単なことではない。
点をとらなければ試合には勝てない。
前線のポジションの人の「宿命」だと思う。

「点を取りたい」「チームを勝たせたい」
そんな気持ちを持って
毎試合ピッチに立っていた。

“この思いは人一倍強かったと自信を持って言える。”

こんなエゴイストだからこそ
その分チームの仲間には沢山迷惑をかけた。
(歴代の先輩たちも含めて)

沢山の“ありがとう”を伝えたい。

そして、
有り難いことに私は一年生の頃から
ピッチで沢山の経験を積ませていただいた。
色々な思いはあったけれど
純粋に試合をするのが
みんなとサッカーをするのがすごく楽しかった。

しかし、
上手くいかない時期
勝てない試合はいつの日か私の責任。

「私が点を取らなければいけない」

そんなプレッシャーを抱えるようになった。

試合に出ている以上
必然的に持っていた気持ちだ。

最高学年となったこの一年間。
最初のスタートは上手く走り出した気がした。
しかし
どんどんチームも自分自身も壁にぶつかっていく。
壁が何重にもなって襲ってくる。

少なからず、今までの三年間とは違うプレッシャーを
勝手に抱いていたのだと思う。

「上手くいかないときはとことん上手くいかない」
この言葉がすごく心に沁みた。

試合の前日は、ゴール前でシュートを打つ夢を見る。

こんなシーンもあるかもしれない
こんなシーンも、と
何度もシュートシーンをイメージする。
夢の中では入ったのに、現実の試合では入らない。
そんな試合が続くたびに、どんどん自信がなくなっていった。

何度もシュート練習をした。

「いつか入るようになるよ」
「大丈夫だよ」
と何度も声をかけてもらったし、信じてもらった。

「今日こそはその期待に応えてみせる」と。
気合は入っているはずなのに上手くいかない現状。

正直逃げ出したくなった。

周りの人からしたら、なんて小さな悩み何だろうと思われるかもしれない。
けど、私にとっては大きな悩みだった。

点を取ることでしか自分の存在意義を見出せなかった。

どんどん悲観的になる自分との戦い。
試合はどんどんやってくる。
必死で試合前までに気持ちを取り戻す。
また、試合をして悲観的になる。

この繰り返し。
成長のない自分にも腹が立った。
周りが応援してくれて、何度も期待してくれて、支えてくれて申し訳なかった。

“本当に悔しかったし情けなかった。”

でも、やるしかない。
これからだ。
と心に決めた時に怪我が見つかった。
手術をして、ギリギリ最後のインカレに間に合うかどうかと言われた。

少しだけ不安になったけれど
私は、回復力に自信があった。
“絶対にピッチに戻れる”
なぜかそう信じていた。(みんなに話した時泣いたけれど(笑))

初めての手術を決意した。

入院をして思った。
サッカーができない日常、自由に外を出歩けない日常。
当たり前のことが当たり前でなくなることの辛さ。
美味しいごはんを食べて、あったかいお風呂に入れることの幸せ。

今まで大きな怪我もなく、
人生で数日もサッカーから離れたことのなかった
私にとってすごく長く辛かった。

何度も怪我を乗り越えている人
病気で入院生活を強いられている人の
強さを改めて感じた。

私は、あたりまえの日々の幸せ、
サッカーができることの幸せを
忘れかけていたのかもしれない。
今回の出来事を通して、神様が思い出させてくれたのだろう。

“四年目の最後に思い出させてくれてありがとう”

この先も沢山壁にぶつかって
悩んで、苦しむと思うけれど
これだけは忘れてはいけない。
心に刻んでおこうと思う。

そして、
私には有り難いことに
最恐で誇れる仲間と共に
大学四年間を締めくくることのできる
「インカレ」
という舞台が残っている。

「日本一」

この景色をもう一度見たい。

だから、支えてくれたすべての人に
私の臙脂の姿を
もう一度見せる。
いや。魅せる。
最後は最高の笑顔で。最高の終止符を。

——————————————————————————–
後輩のみんなへ
毎日うるさい私に付き合ってくれて、沢山笑わせてくれてありがとう。
みんなと過ごす日々は最高に楽しくて、充実していたよ。
みんなと最高の景色を見たいから
最後の最後まで力を貸してください。

同期のみんなへ
こんなにもサッカー愛が強くて、努力家で、刺激しかないみんなと同期で良かった。
心から信頼できるみんなと一緒に歩んで来られた日々は宝物です。
最後まで私達らしく全力で駆け抜けようね。
頂点取りに行こう。

私の大切な家族へ
早稲田大学への入学を後押ししてくれてありがとう。
どんな人生の選択をしても、一番に応援をしてくれて、沢山支えてくれて
「本当にありがとう」
この先も大きな目標に向かって進んでいくから見守っていてね。

いつも応援してくださっている皆さん
本当にありがとうございます。
コロナによる無観客もありましたが、
沢山試合を見に来て下さり、言葉をかけて下さり嬉しかったです。
大学四年間、温かい応援がすごく力になっていました。
最後の最後まで応援宜しくお願い致します。

長くなりましたが、最後まで読んでいただきありがとうございました。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
“ア女のエースストライカー”
4年間、彼女はその看板を胸に駆け抜けてきた

臙脂のユニフォームを身に纏うことの責任
前線のポジションの選手としての宿命

高く、厚い壁に何度もぶつかり、涙することもあった。

それでも彼女は
いつも明るく笑顔で大好きな仲間と共に
ボールを
ゴールを
追い続けた。
彼女の一つ一つのプレーや誰よりもひたむきにサッカーに取り組む姿勢、輝く笑顔、仲間を大切にする姿はア女の原動力となる。

サッカーを心から愉しむ彼女が
観る者に勇気や感動を与える
ア女を日本一にする
最高の笑顔を輝かせる瞬間が
もう、すぐそこにある

栗田