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4年生の想い『ありがとう』吉野真央

本日の担当は#11 吉野真央です!

ついにこの時がやってきました。
4年生の想いを書き始めてから、
書いては消してを繰り返し、卒論以上に考え込みました。
拙い文ではありますが、
最後まで読んでいただければ幸いです。
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東伏見のグラウンドに初めて足を踏み入れたあの日からもうすぐ4年が経とうとしている。
短いようで、長かった。でも、長いようで、短かった。
結局どっちなんだよって思うけれど。
まだ、気持ちの整理がついていなくて、
上手く言葉に言い表すことができない。
みんなとのたわいのない会話、
おバカなことで笑い合う毎日、
全力でぶつかり合いサッカーをする時間、
そんなア女での日々が終わりを告げようとしているなんて。
何度もア女を辞めたいと思ったはずなのに、何度もア女が嫌いになったはずなのに、
なんだかすこし寂しいし、
みんなとの毎日が愛おしく感じてしまう。
結局、「ア女が大好きなんだな」って、
今更だが気づき始めた。
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ア女での4年間。
本当に色々なことがあった。

永遠に名前が呼ばれないメンバー発表。

圧倒的な存在感を放つ先輩や同期に圧倒され
ながらも、ガムシャラにしがみつく練習。

ピッチの外から、ピッチの上で戦う仲間を見て、不甲斐なさと悔しさを感じる試合。

自分の事のように思えず、心の底から喜ぶことができない勝利。

チームの勝利に貢献できず、自分の無力さを痛感する敗戦。

悔しさを押し殺し、ベンチから枯らすまで声を出し続ける試合。

存在意義を見失いかけ、何もかも投げ出したくなる帰り道。

不安、恐怖、悔しさや不甲斐なさ、色々な感情が襲いかかる眠れない夜。

仲間と分かち合う最高の勝利。

ゴールを決めた後の歓声。

日本一になった日。

多くの挫折や絶望を経験して、
ほんの一瞬の喜びや感動、幸せも経験してきた。

そして、今シーズン。
昨年、私達は日本一になった。
勝って当たり前、勝って当然という、
期待、責任、プライド、見えない何かがとても重くなっていた。
なかなか勝てない日々が続き、チーム全体に暗雲が立ち込める。
周囲から寄せられる期待に応えられない、
不甲斐なさ、不安や恐怖。
責任感やプライドが心を壊していく毎日。
振り返れば、ア女全員が悩み、苦しんだシーズンだった。
ア女でのこれまでは決して、順風満帆な毎日ではなかった。

正直、辛く、苦しい日々の方が多かった。
でも、それでもア女に来て正解だった。
大正解だった。

「ア女に来てよかった」

そう、思える4年間だった。

そう思えるのは、
いつもア女の仲間がそばにいたから。
本当に皆んなありがとう。

どんな時も、チームを想い、仲間を想う、先輩達。
戸惑いながらも、
日々、大きく大きく成長し続ける1年生。
全力で喰らいつき、チームにエネルギーを与えてくれる2年生。
強い信念と責任感でチームを支えてくれる3年生。
そして、どんな時も支え合い、高め合える、強い軸を持った7人の同期達。

こんな素晴らしい人達との出会いが、
ア女での4年間を正解にしてくれたのだ。

辛い時、苦しい時、悲しい時、
そこにはいつも、支えてくれるア女がいた。
弱音を吐きそうな時、間違いを犯しそうな時、
そこにはいつも、厳しく叱ってくれるア女がいた。
嬉しい時、楽しい時、幸せな時、
そこにはいつも、分かち合うア女がいた。

私の大学4年間はア女で溢れている。

ア女にいれる最後の時間、
ア女の為に、自分の全てを捧げて、最後まで戦い続ける。

それが、今出来る、唯一のア女への恩返しだから。
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最後にみんなへ

『光が強い程、影は濃く写る』

誰かは覚えてはいないが、誰かが言っていた。

上手くいかない毎日の中で、
踏ん張り続けた。
戦い続けた。

そんな、私達の光はきっと眩しく力強いものになるだろう。

全ては無駄ではなかった。
全ては輝くための大切な時間だった。
全てが終わった後、そう思えるように。

1試合でも多く
1秒でも長く
このチームで輝きたい。
このチームを輝かせたい。

強く輝くア女の光には濃い影が写るだろう。

そう言い切って、私の最後の日記を締めさせていただきます。

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何度出口の見えないトンネルに入っても
“変えられないものを嘆くより、変えられるものを変える努力を”
その想いがあったから
突然のコンバートで
求められるプレーの違いや
怪我で長期離脱を強いられたことに
戸惑い、悩み、苦しみながらも
絶対的な存在になるために
ひたすら前を向き
ボールを蹴り続けた

そんな彼女のプレーには説得力があり
だから彼女の周りには
いつも沢山の人が集まり、笑っている
彼女の底抜けの明るさが
チームが苦しい時期も
大切な試合の前で緊張しているときも
「やってやろう」
そうチームを奮い立たせる

彼女の熱く、泥臭いプレーが
ア女を日本一光り輝く、眩しいチームにする
その瞬間を見逃すな

菊池、黒澤