diary-women

『恩返し』 1年 千葉梨々花

本日の担当は、優れたキープ力とシュートセンスを兼ね備える1年生 千葉梨々花です😄

高校時代の苦境を乗り越え、
大好きな両親へ
“この恩をサッカーで返したい”
とここア女の地で強く誓った彼女の想いを
是非ご覧ください‼️

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

本日のア女日記を担当させていただきます
十文字高校から参りました千葉梨々花です

私には感謝しなければいけない人がたくさんいます。
高校の頃私がどんな立場になっても毎朝、一緒にボールを蹴ってくれた同期。チームの練習後毎日私と一緒に自主練してくれた後輩。そして何より今私が心の底から楽しんでサッカーができる環境を一緒に作ってくれるア女のみんな。私は周りに恵まれているなと思うことばかりです。
今回私が話していくのはどんな時もそばで見守ってくれた両親についてです。
すごく長くなってしまうと思いますが読んでくれたら嬉しいです。

私は小さい頃から両親と二人三脚でサッカーをしてきた。小学生の頃からどんな試合も両親は見に来てくれた。何よりお父さんにプレーを褒められるのが大好きだった。お母さんが自分のことのようにゴールを喜んでくれるのが大好きだった。だからこそ、両親が試合を見に来てくれるのが嬉しくて嬉しくて仕方なかった。そんな私が両親に試合を見られるのがしんどかった苦しかった時期がある。
高三の秋頃だろうか。選手権関東前にスタメンを外されて途中交代でもチームに関われなくなった。試合に出れない私を両親に見られるのがすごく嫌だった。両親が見に来てくれているのに試合に1分も出れない、ずっとベンチにいる私が嫌だった。だからもう見に来なくていいよと言った。それなのに両親はホームの試合はもちろんどんなに遠くの遠征でも全試合見に来てくれた。試合に出ないことがわかっているのに。私には忘れられない出来事がある。それが選手権関東予選だ。私は選手権関東予選1分もピッチに立つことができなかった。全試合ベンチに入って試合に出れなかったのは私だけだった。チームは関東大会優勝してみんなが喜んでいる中、私は心からチームの勝利を喜べなかった。ただ悔しくてずっと泣きそうだった。でもこの時間を邪魔しちゃいけない。誰にもこの気持ちを悟られてはいけない。とこの思いを噛み殺した。でもそれも両親には見抜かれていたようだった。帰りのバスで両親からLINEが送られてきた。いつも大きい大会が終わった後や、全国大会の試合前、試合後にLINEをくれる両親。その日も関東大会が終わった区切りとしてLINEをくれた。
その文章を読んで私は涙が止まらなくなった。
「努力は絶対報われるから、高校が全てじゃないよ、でもきっとこの壁を乗り越えてまたピッチに立つと信じてるよ」と。これはLINEのほんの一部に過ぎないがたくさんの文章、言葉を私にくれた。今でもそのLINEを見返すと涙が止まらなくなる。正直、ほんとにこの時が今まで生きてきた中で1番しんどかった。初めてチームの力になれてないような気がして私だけ置いていかれてると思う毎日。サッカーと向き合うのが辛くてしんどかった。どんなに練習してもアピールしても試合に出れない日々。毎日のように家に帰っては何もできない自分が情けなくて泣いて、チームのために何もできない私が悔しくて泣いて。練習後や試合後、両親が最寄りまで迎えに来てくれる車の中で泣いて。この時期、両親は私の泣き顔しか見てなかったと思う。両親もどう接すればいいかわからなかったと思う。卒業式の日に知ったことだが、両親も私がサッカーでうまく行かなくて悩んでた時、私が泣いてばっかりで苦しかったと。それでもずっと私と向き合ってくれた。支えてくれて信じてくれた。そんな両親がいたから今こうやって心の底からサッカーを楽しんでプレーできている。感謝してもしきれない。この感謝を直接言えない意気地なしなことも許して欲しい。本当にありがとう。私はこの恩をサッカーで返したい。得点を決めてチームを勝利に導く姿を見せたい。それが私も両親も望んでいる姿だからだ。

そしてこのア女という素敵なチームに入れたこと、また心からサッカーを楽しんでできていること。この環境を作ってくれるア女のみんなのおかげだと思う。そんなみんなの笑顔が見たいから。私はゴールを決めて勝利して、みんなの笑顔を作りたい。私は試合に勝ってみんなで喜ぶ時間が大好きだから。もう二度と試合に負けて泣いたり大好きなみんなが泣いてる姿を見たくないから。だから私はチームを勝利に導くゴールを決める選手になる。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

以上です。
本日もお読みいただきありがとうございます!
明日もお楽しみに!
浦部