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『大好きなア女のために』4年 淀川知華

本日(9/15)よりInside Story(ア女日記)の掲載を開始いたします。
トップバッターは昨年同様、4年淀川知華です。
ピッチ内外ともにア女の基準を示し続け、チームを進むべき方向に導く彼女。

4年生として副将として悩みもがき続けた彼女の確固たる想いとは…。
是非最後までご覧ください✨

「自分にしかできないことがある」
高校生の時に父からもらった言葉。
自分を見失いかけた時、私はこの言葉を思い出す。
自分にしかできないこと
言い換えれば、
自分の使命。

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あたりまえだけど、
4年生になり、チームのことを考える機会が多くなった。

去年までは、
「選手としての成長がチームのためになる」と
思って
ひたすら自分のことを一生懸命やってきた。
それでよかったと思う。

でも今年はより一層、
4年生として、
副将として、
一人のプレーヤーとして、
チームのために何ができるのか、
たくさん考えた。

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ア女で過ごす日々も、4か月をきった今、
改めて思う。
私は、ア女が大好きだ。
2025躍道のア女はもちろん、
2024翔頂のア女も
2023誇闘のア女も
2022競創のア女も
嬉しかったことも、苦しかったことも
ア女で過ごしてきたすべての時間が大好きだ。
そして、歴代の先輩方が
毎年大切に紡いできてくれた
伝統あるア女という組織が大好きだ。

私は限られた残りの時間で、
そんな大好きなア女のために
何ができるだろうか。
私が紡げるものは何か。
自分にしかできないことは何だろうか。

特別な才能や技術があるわけでもない。
言葉で伝えるのが上手なわけでもない。
そんな自分に、
何か残せるものはあるのだろうか。

そんな自分だけど
そんな自分にしかできないことは

チームのために、熱く泥臭く闘うこと

たくさん考えた末に、いきつくのは
いつもこの答え。
「いつもこればっかり言ってる。」
って思われそうだけど、
これが私の使命だと
胸を張って言いたい。

「熱く泥臭く」
ずっと受け継がれているこの言葉。
ア女にとってはあたりまえのこの言葉。
あたりまえだけど、意外とやり続けることの難しいこの精神をチームのために体現しつづける。

その決意と覚悟をこのア女日記に残したい。

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最後にみんなへ

「勝利の女神は、徹底的に準備したチームだけに微笑む」とある本に書いてあった。
これからリーグ戦も再開し、
皇后杯本戦、インカレと大事な大会が待っている。
結果がどうなるかは、今は誰にもわからない。
だからその時
試合前、円陣を組んだ瞬間に
「これだけやってきたから大丈夫だ」と
全員が、自分自身に、チームに
自信と誇りをもって臨めるように、
全員で徹底的に準備しよう。

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「組織に染まる」という言葉があるけれど、
私は、組織が主役のように聞こえてしまって
あまり好きではない。
個があってこその組織だと思うから。

ア女でもそう。
というより、
ア女がそう。
ア女の強さは、
まさにこの「個」にあるんだと思う。

30人、一人ひとりの「個」があってこそ、
ア女という組織が、私たちらしい色に
染まっていくものだと思う。
一人ひとりの存在が
一人ひとりの個性が
ア女をつくっている。
誰一人として欠けたらつくれない。

だから、全員でつくろう。

一日一日、準備して積み重ねて、
どんな相手にも止められない
最強で最恐のア女を。

そして、
最後に必ずみんなで笑おう。

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書きたいことが溢れてしまい、
長くなりましたが、
最後まで読んでくださり、
ありがとうございました。

私たちが、日々サッカーに熱中できるのは、
OB・OGの皆様、監督をはじめとするスタッフの方々、家族、応援に駆けつけてくれる方々、
多くの人の支えがあるからです。
本当にいつもありがとうございます。
これからも早稲田大学ア式蹴球部女子への
温かいご声援をよろしくお願いいたします!

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以上です。
明日もお楽しみに!

阪本