本日の担当は、1年小島世里です!
天然だけど、責任感が強く、和やかな雰囲気を纏う彼女。
過去の経験を振り返り抱いた、ア女という環境への彼女の想いとは…
是非ご覧ください!
初めまして。
本日、ア女日記を担当させていただきます。
十文字高校から参りました、1年の小島世里です。
チームが変われば、今まで一緒にプレーしていた人達と一緒にプレー出来なくなります。学生であれば1年で人は入れ替わり、同じようで全く違ったチームになります。
私にはもう一度、一緒にプレーしたい人がいます。
中学時代の最初の同期2人です。
自分が中学生のときの話をさせてもらいます。
2018/9/4
日テレ・メニーナ(現在の日テレ・東京ヴェルディメニーナ)2次セレクションの合格発表日。私含め16人が2次セレクションに合格。また、2人の内定者も発表された。
2018/9/11
3次セレクションの合格発表日。この3次セレクションで内定が決まったのは1人。この日、私は日テレ・メニーナへの内定が決まった。
小学生6年生の10月頃からメニーナへの練習参加が始まった。周りの選手たちは各年代の代表だらけで、何もかもレベルが違った。
小学生6年生の3月、メニーナの試合への参加も始まった。メニーナに加入して初めての相手は神奈川大学。私は当然のようにベンチには入れずビデオ担当。そんな中でも同期2人は試合に出場し、小学生が大学生相手とは思えないプレーで活躍していた。
メニーナ1、2年目はほとんど試合にも絡めず、夏冬ともに全国大会はお留守番組。練習でも試合に出られない何人かだけメニューが違うこともあった。同じ練習をしても怒られて、みんなに迷惑かけてばかりでほとんど半泣き状態で練習していた。本当に練習に行くのが嫌だった。
それでも同期2人に会いたくて2人に会えるのが嬉しくて、学校が終わって一番に校門を飛び出し、練習に行っていた。
中学3年生になり、メニーナとセリアス(日テレ・メニーナセリアス)が統合し、環境ががらりと変わった。今まで高校生以上の大会にしか出場出来なかった私でも中学生の大会に出場することができるようになった。
また、同期も2人から10人に増えた。
それから私は、毎週U15の方で中学生の関東リーグに出場していた。そのときは毎週試合に出られ、自分の思うようなプレーができてサッカーがすごく楽しかった。それでも同期2人と一緒に試合に出たいという思いはずっと残っていた。
2021/7/18
進路面談の日。私は面談前から高校生もメニーナでプレーすることはできないだろうとなんとなく思っていた。それでも、いざ昇格できないことを言われるとすごく悔しかった。その一方で吹っ切れた思いもあった。
そのことから、面談後の関東リーグでは5ゴール3アシストと今までで一番得点に絡むことが出来た。
中学生3年生の冬。メニーナは皇后杯でWEリーグ相手に、2度のジャイアントキリングを起こし、ベスト4という成績を残した。私はその2試合をテレビで見ていた。同期2人が活躍している姿をみて嬉しい気持ちと、後輩が試合に出ているのに自分はベンチにも入っていない悔しい気持ち、色んな感情がごちゃ混ぜになって、泣きながら試合を見ていた。
そんな中、U18の冬の全国大会が始まった。毎年、メンバーに入れずお留守番をしていた大会。U18のメンバーは皇后杯に出場していたため、全国大会には出場することが出来ず、U15のメンバーで2回戦まで出場した。
入団した時からずっと出たかった大会。自分の思うようなプレーができず、1回戦はPK戦の末、勝利したものの、2回戦は開始早々に退場者が出てしまい、10人で戦った。結果は0-7の完敗。試合後、自分の不甲斐なさに泣くこともできなかったのに、皇后杯敗戦後私たちの試合を配信で見てくれていた高3が連絡をくれて涙が止まらなくなった。私たちが負けたせいで自分たちの引退も決まってしまって悔しいはずなのに。
2022/1/27
メニーナ最後の練習。
同期2人は受験勉強のため、練習に来てなかったが、最後の練習だということを連絡すると練習後にこっそり来てくれた。
もうこのグラウンドでサッカーすることもないし、2人と一緒にプレーすることもない、3年間2人と一緒に試合に出られたのはどれくらいだっただろうか。
あっという間の3年間だった。
同世代の中でもずば抜けている2人と一緒にプレーするのはすごく大変なことだと思う。それでも絶対に2人と一緒にプレーがしたい。
自分には課題だらけでやるべきことばかりだけど絶対に一緒にプレーする。
やっと慣れてきたこのア女の環境も人たちもシーズンが終わればまた変わってしまう。
今ある環境、人たちに感謝して1日1日を無駄にしないように後悔しないようにしたい。
それぞれ色んな個性があって、考えがあって、優しくて、熱い気持ちがあって、話を聞いてくれて、逆に話してくれて、助けてくれて、支えてくれる先輩たち。小学生みたいで楽しい同期。
こんなすごい人たちに出会えて、一緒にサッカーできて、本当にア女に来て良かった。
いつも迷惑かけてばかりだけど、自分がア女にいて良かったと思ってもらえるように少しでもア女の力になれるように頑張ります。
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以上です。
明日もお楽しみに!
鈴木