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4年生の想い『ずれを誇れ、強さを創れ。』宗形みなみ

本日の担当は#10宗形みなみです!

最後のnoteを書く日が来ました。何を書こうか、チームに対して綴ろうか迷いましたが、私は“自分が信じてきた価値観”こそチームに残したいと思い、この文章を書きました。拙い部分もあるかもしれませんが、最後まで読んでいただけたら嬉しいです。

4年間、私たちは「チームのために何をしているのか」を何度も話し合ってきました。すべてを赤裸々に語るつもりはないけれど、私はたぶんア女の中で少し価値観がずれている。でも、そのずれは個性であり、私はそれに誇りを持っているし、何よりそれがチームのためになると信じています。だからこそ、この価値観を言葉として残しておきたいと思いました。そしてここからは、私の本音です。

「意味と本質を考えて行動してほしい。」
これは4年生として最初にみんなに伝えた言葉です。だからこそ、私はなるべく自由を尊重したかった。けれど、その想いだけではチームが進んでいけない現実もあった。プレシーズンで監督に「最弱のチーム」と言われ、目をそらせない現実を突きつけられ、厳しい言葉を口にする必要が出てきました。

それでも本当は、私は厳しい言葉なんてかけたくない。ミスをした仲間がいたら、近くにいる人が自然に支えればいい。そう思ってきました。「切り替え遅いよ」「球際弱い!」――本当はそんな言葉を言いたいわけじゃない。人間だし、そんな日だってある。自分にもある。だからこそ、できる限りポジティブな声を届けたいという気持ちが強かった。

だけど、チームが前に進むために必要なことも確かにある。そこで気づいたのが、大事なのは“何を言うか”ではなく、“誰が言うか”ということ。ピッチで圧倒的な存在感を持つ人の一言は、時にチームを変える力になる。その人が言うからこそ響く言葉がある。私はそれを、インカレという舞台で証明したいと思っています。

そんな想いと同時に、私には日々大事にしてきた感覚があります。よく「努力してるね」「よくそんなにボール蹴ってられるね」と言ってもらえます。でも私にとって、これは努力でも義務でもない。課題は明確にあるし、直さなきゃいけないことも山ほどある。でも、その練習すら嫌だと思わない。だって、楽しいから。

勉強も嫌いになったことがないのは、“楽しくなるやり方”で向き合ってきたから。スポーツも同じ。走るのが嫌、フィジカルが嫌、そんな時間を誰もが経験する。だけど最後に笑って終われるなら、その嫌ですら楽しみに変わる。そう思えるようになったのは、今まで関わってくださったみなさんのおかげです。
ありがとうございます。

だから私は、毎日限界を超えたい。暇な時間なんていらない。常に動いていたいし、常にボールを蹴っていたい。サッカーをするからには「もう無理…」と思うくらいやりきりたい。足が動かなくなるほど追い込み、一日の終わりに「今日はやり切った」と思いたい。お菓子を我慢すること、食事に気を遣うこと、そんな些細なことの積み重ねが、どこかで結果につながるなら迷わず選びたい。成功はいつだって、小さな積み重ねの先にあるから。

「怪我しなければいい選手」「このポジションなら活きる」と言われることもある。でも私は、すべて“実力”から始まっていると思っている。怪我をしないことだって実力。もし自分が本当に圧倒的な存在になれたなら、ポジションだって自分の力で奪いにいける。そう信じて、この1年を過ごしてきました。

そんな中で、私は誰かを叱る選手ではなく、“背中”で仲間を動かせる選手になりたいと思うようになった。価値観の違う人と出会い、伝統あるア式蹴球部で主将を務め、苦しみ、もがき、それでも自分の軸だけはぶらさずに歩んできたこの道に、少しだけ自信が持てるようになった気がする。

振り返れば、どんなときも仲間がそばにいたし、その存在が私を強くしてくれた。
1年目は、大好きな4年生とサッカーするのがただただ楽しくて、今でも連絡を取り合うほど。
2年目は、怪我でインカレに出られない私と向き合い続けてくれた4年生がいた。
3年目は、個性が爆発していた4年生に伸び伸びサッカーをさせてもらった。
4年目は、呼び捨てされたり、ボールを当てられたり(笑)しながらも、どこまでもまっすぐで可愛い後輩たち、そして少ない人数でも“このチームらしさ”を守り抜こうとした同期がいてくれた。

ア女で出会ってくれたみんな、本当にありがとう。これからもわがままかもしれないけれど、よろしくお願いします。

そして、親元を離れ、何不自由なく一人暮らしをさせてくれて、遠くから毎試合見に来てくれた両親。「我が道を進め」と背中を押してくれた祖父母。「そのままのみなみでいいよ」と言ってくれる人。私を導いてくれた指導者の方々。日々成長させてくれているRB大宮アルディージャWOMENの皆さん。たくさんの支えがあって今の自分がいます。
本当にありがとうございます。

この恩を、これからは“結果”で返せるように覚悟を持って進みます。

インカレは何が起きるかわからない。それでも、“今年のみんなで戦える最後の舞台”であることは変わらない。このメンバーで最後まで戦い切れること、それ自体が誇りです。やり残しがないように、日本一に返り咲き、強いア女を取り戻すために――全員で戦い抜く。

今年のア女なら、絶対にできる。
みんなが、一人一人が、試合に出てない人も「躍道」してる姿が見たい。

「躍道」して日本一を取りに行こう。

一緒に。

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主将として、
常に誰よりも大きなものを背負い続けた彼女。

ア女の基準を引き上げるため、
日々歩みを止めることはなかった。

サッカーを愛し、楽しむ姿は
私たちに大切なことを教えてくれた。

そして貪欲に挑むその姿からは
全力で戦う勇気をもらった。

どんな時でも
サッカーに対する熱を絶やさず
チームを牽引し続けた彼女と共に
最高のラストにするために
全員で躍道して
最後の瞬間まで闘い抜こう。

﨑岡