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インカレ特集~四年生の想い・内山穂南~

こんにちは。
今回は、これまでチームを支えてきた副将の想いです!
ご覧下さい!

~内山穂南~

インカレ初戦まであと4日。
あと4日で何ができる?何をする?何をしなければならない?
時間は1秒たりとも待ってはくれない。刻々と過ぎる日々。
そんな今だからこそ、みんなに伝えたい想いがある。

私は自分の事を話すのがあまり好きではない。
しかし、今だからこそどうしても伝えたい想いがあるので少しだけ語らせて欲しい。

この大学4年間を振り返ると、サッカーをしていた時間よりも、
怪我をしてリハビリをしていた時間の方がきっと圧倒的に長いだろう。

ようやくリハビリを終え、やっとの思いで復帰。
復帰して嬉しい気持ちも束の間、また新たな怪我をする。
という日々を繰り返す中で、自分の感情に整理のつかないことが多くあった。

怪我は未来や希望という光を遮断し、暗くて長いトンネルに私を一人置き去りにする。
何で、怪我をしてしまったんだと自分を責め、
どうして、自分ばかり怪我するんだと悔やみ、
いつになったら、思いっきりサッカーができる日が来るのだろうかと不安になり、
光の見えない真っ暗な長い長いトンネルの中で何度も立ち止まって考える。

しかし、私はこの4年間が決して無駄なものではなかったと胸を張って言える。
なぜなら、怪我をして失ったものよりも得られたものの方が圧倒的に多いから。

怪我して初めて、本気で自分自身と向き合えた。
怪我して初めて、当たり前のようにサッカーができる事に感謝した。
怪我して初めて、自分は一人じゃない事に気がつけた。
怪我して初めて、ピッチでプレーすること以外にもチームの勝利に貢献することができると知った。
一つ一つ書き出したらきりがないほど、怪我は私を大きく成長させてくれた。

そう、私は真っ暗なトンネルに一人ではなかったのだ。
顔を上げるとそこには、たくさんの人が手を差し伸べてくれていた。
トレーナー。ドクター。監督。コーチ。同期。先輩。後輩。家族。友人。
みんなの支えがあったから、何度怪我を繰り返しても、諦めずに這い上がる事ができた。

大学4年の今、思い描いていた理想の自分の状態とは程遠く、
理想と現実のギャップに葛藤の毎日だが、
ここまで支えてきてくれた全ての人に対する感謝の気持ちを、
日本一という結果で体現したい。このチームで本気で日本一になりたい。

今、様々な理由で私のように先が見えず苦しんでいる人に伝えたい。
あなたは決して一人じゃない。辛い時は周りに頼っていいんだよ。それが仲間。
あなたを必要としている人がいる。あなたを必要としている場所がある。
どんなに辛く苦しくても、それは自分を成長させる試練。
諦めず立ち向かったその先に必ず成長した自分がいると信じて、
一緒に乗り越えようじゃないか。

今年のスローガンは「挑越」。
選手としても人としても今の自分を越え、日本一を掴み取る。
私たちは今、ありがたいことに「日本一」に挑戦する事のできる環境にある。
日本一を掴み取る為には、ア女の部員一人ひとりが本気で自分自身と向き合い、
本気でチームの事を想い、本気の覚悟をもって試合に挑めるか。

今年のア女は本当に個性豊かで、サッカーに対する熱い想いをもったチーム。
誰一人として欠けてはならないし、チームにとって必要不可欠な存在。
みんなの想いが重なり一つの形となった時、どのチームにも負けない力を発揮するだろう。
4年がそのチーム力を何としてでも引き出す。
だから、信じてついてきてほしい。試合終了の笛が鳴る瞬間まで全員で一緒に闘おう。

まずは12月26日の初戦。
サッカーは何が起きるか分からない。初戦の怖さは痛いほど味わってきた。
あと4日間で最高の準備をして、必ず勝って次に繋げよう。
まだまだやれる。もっとやれる。
最後の最後の瞬間まで感謝の気持ちを胸に「挑越」し続けて日本一、いや世界一を全員で掴み取ろう。

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先の見えない不安は計り知れない。
怪我に悩み、苦しんだ日々を乗り越えた彼女だからこそ伝えたい想いがある。
チームのためにできることを考え抜き、苦しくても闘い続ける姿勢を示し続けてきた。
あとは、ア女の本気の想いを体現するだけ。
最後の瞬間まで妥協せず、日本一、世界一にふさわしいチームになろう。

以上です!次回もお楽しみに!
それでは失礼します。
菅原