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「ア女にいる私」vol.9 並木千夏

本日の担当は、3年生並木千夏です。


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本日の部員ブログリレー「ア女にいる私」を担当させていただく3年、並木千夏です。

私は自分の感情を言語化することが苦手だ。自分自身と向き合い、本心をさらけ出すことで弱い自分が浮き出てしまい弱みを握られた気分になるから。

みなさんに”並木千夏”はどんな姿で映っているだろうか。
きっと今映っている私は、今さら何も隠すことはないでしょというところまでボロボロな姿ではないだろうか。
いや、ア女に存在してた?ってくらい薄〜い存在だと思う。
私はこの2年間の記憶があまり思い出せないくらい何も残せていないと感じている。

私は早稲田大学、ア式蹴球部女子部にこだわった。
なんとなくの直感で。
私は自分の人生の分岐点を今まで直感で決めてきた。
それで失敗したことも後悔したこともないし、その直感が私の信念であるとも言える。

憧れであったア女に入部し、どんな組織なのかどんな空気なのかワクワクドキドキしていたのを思い出す。
しかし直感を信じ、実際に早稲田に入学、ア女に所属したことを何度も後悔したことがある。
いや、私が本当に後悔したのは、ア女という環境を逃げ場にできてしまう自分がいたことである。
チーム全体に戦術が落とし込まれていないこと。チームとして立ち返る”基本”が揃っていなかったため自分が根本のミスも周りと擦り合わせなければ流せてしまった。
チームのシステム(フォーメーション)に自分のポジションがない。だったら他を蹴り落としてでも奪う実力付けろって。
自分のポジションの起用意図。なんで4箇所のポジションやるのか、理解していても限られた練習の中での各ポジションの改善に限界がある。そんな器用なタイプの選手ではない。
度重なる軽めの怪我でコンスタントに結果を残せない。
こういった現実に理由をつけて上手くいくわけないと言い聞かせ、私は自分から目を背けていた。心底選手として腐っていた。
(楽しくなかったわけではないです。ここの話は省きますね。)
この2年間に満足していたか、充実感はあったかと聞かれたら、ないと答える。

そして今、3年目として新チームとして活動が始った。私は3年目にして心の底からサッカーが楽しいと思っている。大学3年にもなり、こんなに毎日がわくわくするとは思ってもいなかった。
正直なところ、今も上手くいくことの方が少ない。フィジカルや練習はきつく、求められている基準がこの2年間よりはるかに高く、当たり前の基礎が抜けていることに改めて気がつく。自分に足りないことにしか目がいかなくなる。
気持ち的にも追い込まれて焦る。この2年間で失ったものはとても大きくその現実と向き合い、改めて吸収していくことに毎日精一杯だ。しかしきついフィジカルをみんなで必死こいて乗り越えることや、質の高い練習の中で自分に足りないことを少しずつ改善できていく感覚が嬉しくて楽しくてたまらない。

サッカーをしていたら上手くいかないことの方が多いのは普通のことだ。
なにも悩みなく上手く行ってることの方が少ないのが当たり前。
上手く行くことが普通ではなくて、苦しくてしんどい中でも自分と向き合い、少しずつ手応えを掴んでできなかったことができるように感じることがサッカーの醍醐味で私が魅かれてる理由だと気がついた。

話の冒頭で私はア女を選択したことを後悔したと話したが、今は全く後悔をしていない。
自分の直感を信じて良かったと思っている。
うまくいかない毎日が苦しく、心が折れそうになるし逃げたくなる。
それでも私はもがき続ける。
その先に感じるモノを知っているから。
プレーで悩めることが幸せで、それが充実だと感じるから。このア女にいることで今まで以上に成長できると思えているから。

上手くいかなくて葛藤している私も
ボロボロになってもがいている私も
ちょっとずつ前進している私も
全て見ていて欲しい。
あと2年でどこまで成長したか、絶対に見逃さないで欲しい。
全てを糧にしていきたい。
たとえ最後にピッチ立っていなくても、立っていても、”よくお前頑張ったな”って自分に胸を張れるように。
いや、結局は結果重視だから絶対西が丘のあのピッチに立って最後に笑ってやる。
だから今日も明日も前を向いて踏ん張っていく。
毎日を全力で戦い抜いていこうと思う。

語彙力、文章力のない拙い文でしたが、最後まで読んでいただきありがとうございました。

今は非常に苦しい状況が続いていますが、みんなで力を合わせて必ず乗り越えましょう!

次の担当はア女で1番転んでから立ち上がるのが早い筋肉マン吉野真央です。いつもは陽キャラな彼女はなにを語ってくれるのか、乞うご期待!

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以上です。
明日もお楽しみに。
それでは、失礼します。
阪本