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「ア女にいる私」vol.20 廣澤真穂

本日の担当は、2年生廣澤真穂です。

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私がアジョに入って1番最初に感じた事は、選手主体でやることの難しさである。去年の1年間はたくさんチームとしても個人としても壁にぶつかることが多かった。特に入部当初は、チームとして、個人として上手くいかない時どうやって改善をしたらいいのか、練習でなにを意識したらいいのかすごく考えさせられた。ミーティングでもまとまらないことが多く、時間内に終わらない事が多くあった。私が悩んでいる以上に先輩達はもっと悩んでいたと思う。まとまらないこともあるけれど私は、自分の意見を持っている人が多く、正直に思っていることを話すことのできる関係がアジョのいいところだと感じた。そのうえで、一人一人考えていることやイメージをしていることが違うことを理解しなくてはいけない。だからこそ、相手がなにを考えているのか考えながらサッカーをすることは大事なことだとこの1年間で気付かされた。私は、頭で考えてもあまり上手くいかない人だと自分で思っている。しかし、上手くいかない時ほど頭でたくさん考えてしまう。そんな時、支えてくれる人達がこのアジョにはたくさんいる。アジョの人達からもらう言葉は、自分にとって自信になる。ある時、一年生でピッチに立っていた私に対して『納得できる』という言葉をもらった。私は、この言葉がすごく嬉しかった。なぜなら、メンバーに入れない選手や、出れない選手が見ていて後悔しないようなプレーをしたいと思っているからだ。ピッチに立つ時は、常にそう思ってプレーをするように心がけている。仲間のために頑張る時は、いつも以上の力が発揮できるからだ。私が悩んでいる時は、自分のことのように一緒に考えてくれて、アドバイスをくれるそんな仲間に出会えて、このチームに来てよかったと思った。よく終わってからそのチームの良さに気づくというけれど、私は一年目からこの大学に入れたことを誇りに思う。なぜなら、アジョにいる人達は向上心の塊で人として尊敬する人ばかりであるからだ。そんな人達と過ごす毎日で私は、自分の悩んでいることの小ささや考え方の少なさを実感させられた。周りの人の考えを聞くことで多くの発見が得られる。私は、自分自身で実感できるほど考え方の幅が広がったと思う。だから、壁にぶつかった時は、周りの意見を聞いて一人で考えこまないようにしたい。むしろ壁にぶつかった時に、成長できるチャンスだと思える人になりたいと思う。アジョの人達は、自分が思っている以上に沢山の壁を乗り越えてきている人ばかりである。だから、人として尊敬できるのだと思う。私も周りから人として尊敬される人間になれるような行動や考えをもっていきたい。
最後のインカレでは、自分が観客席から見ていたピッチに立てる嬉しさもあったが、チームの力になれなかった自分の不甲斐なさの方が大きく、悔しくて仕方なかった。多くの人が応援してくれてるからこそ、プレッシャーに負けそうだった。応援が辛いと感じるほど一年間の集大成の重みはすごかった。結果だけ追い求めてしまって、楽しめていない自分がいた。確かに結果は1番大事である。勝つためには点が必要だし、失点したら負けてしまう。ピッチにいるどの選手もそのプレッシャーと戦いながらプレーしていたと思う。でも、楽しむことを忘れてしまったら結果もついてこないと実感した。楽しめていない私に対して、先輩達は最後までピッチでもピッチ外でも引っ張ってくれた。そして、自由にプレーをさせてくれた。それなのに結果を出すことはできなかった。申し訳ない気持ちでいっぱいだった。私は、この仲間と日本一になりたかった。大学は、クラブと違って毎年同じメンバーで日本一を目指す事はできない。だからこそ、一年一年が最初で最後の日本一になれる舞台である。今年は後輩も入り、自分も引っ張る立場となる。去年の悔しさは、今年のインカレでしか晴らすことができない。先輩達の分まで、日本一を取り返しに行きたい。そして、これからも多くの試合に勝利というプレッシャーがかかってくるだろう。そんなプレッシャーに負けないように、私は、私らしくサッカーを楽しむことでチームに貢献したいと思う。そして、最後に笑顔で終われるように、あたりまえのことかもしれないけれど、今できることを全力で取り組みたい。
これからもアジョの応援をよろしくお願いします!

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以上です。
明日もお楽しみに。
阪本