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『変化』2年 今井双葉

本日の担当は、2年今井双葉です!
普段はとても明るくて素直な彼女。自分自身を分析して分かった、彼女なりのサッカーとは…
ぜひ最後までご覧ください!

本日のア女日記を担当します。
2年の今井双葉です。

拙い文章ではありますが、今の自分の想いを正直に綴りました。最後まで温かい目で読んでいただけると嬉しいです。

気がつけば、初めてこの「inside story」を書いてから1年が経った。
あの時からもう一年。時の早さに驚いている。

去年1年間は、理想と現実のギャップに悩み、必死に食らいついてもがいた1年間だったように感じる。
同期と比べて落ち込んだり、メンバー選考に一喜一憂したり——今振り返れば、それは矢印を外側に向けていたからだと思う。

だからこそ、
今シーズンは矢印を自分に向ける。
そして何より、
「頑張ること」をやめてみる。
(この表現をふみさんに話したら「もう少し言い方あるでしょ」と笑われましたが…笑)

「頑張ることをやめる」とは、ただがむしゃらにサッカーをしない、ということ。
「今日も120%でやろう」と力むほど、肩に力が入り、視野が狭くなってしまう。
無理が効かなくなり、「こんなに頑張っているのに、なぜ試合に出られないのか」と周りに矢印が向いてしまう。
その悪循環を断ち切りたかった。

きっかけは、ある人からもらった言葉。
「練習は考えてするもの。頑張るものでも、無理をするものでもない。」

ハッとさせされた。一見当たり前のように思えること。でも私は、結果や評価にとらわれるあまり、その当たり前を見失っていた。
だから私は“ただ頑張る”ことをやめ、一つひとつの練習メニューの意図を考え、試合のどんな場面で活きるのかを想像してから取り組むようにした。

すると不思議なことに、プレーが自然とポジティブになり、強気で挑めるようになった。
リアクションではなく、アクションが増えた。
技術が一日で急に上がったわけじゃないのに、サッカーが驚くほど楽しく感じられたのだ。

この先、楽しいことばかりではなく、辛いことや苦しいことの方が多いだろう。
それでも私は、この大好きな組織で勝ちたい。
そして、自分自身がチームを勝たせる存在になりたい。

ここにいる仲間は、尊敬できて大好きな人たちでもあり、同時に絶対に負けたくないライバル。
私は、もっと強く、もっと上手くなりたい。
その想いをぶらさず、自分にベクトルを向け続け、毎日積み重ねていく。
その先に、きっと自分のなりたい未来があると信じています。

また辛くなった時、サッカーが「頑張ること」だけになってしまった時、今日のこの文章を読み返して自分を奮い立たせたい。
これは、これからの自分へのエールでもある。

最後に。
私は早稲田大学ア式蹴球部女子部に入れて、本当に幸せです。

全員が心からサッカーを愛し、負けず嫌いで、どんな練習も誰一人手を抜かない。
どんな立場でも、自分とチームに真剣に向き合う。
そして何より、みんな心が温かく、思いやりにあふれていて、話しているだけで自然と笑顔になれる。

そんな素敵な仲間たちと毎日を過ごせていることが、私の誇りです。
インカレまで残り3ヶ月。
悔いのない日々を積み重ね、少しでも長く、このチームのこのメンバーでサッカーがしたい。

長くなりましたがここまで読んでくださり、ありがとうございました。

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以上です。
明日もお楽しみに!
鈴木