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第30回全日本大学女子サッカー選手権大会 準決勝 試合結果(vs 筑波大学)

第30回全日本大学女子サッカー選手権大会 準決勝

1/4 vs 筑波大学
14:10 kick off

早稲田 1(1-0,0-0)0 筑波大学

【メンバー】
-前半-
近澤、加藤、後藤、夏目、蔵田、並木、ブラフ、船木、髙橋、吉野、廣澤

-後半-
近澤、加藤、後藤、夏目、蔵田(→三谷)、並木(→築地)、ブラフ、船木、髙橋、吉野(→黒柳)、廣澤

【得点】
-前半-
45分 吉野真央

以下、戦評です。

インカレ準決勝が味の素フィールド西が丘で行われた。対する相手は筑波大学。本年度、これで6度目となる戦いである。これまでの戦績は4勝1敗、決勝に駒を進めるためにも全員で勝利を目指し試合に挑んだ。

前半は相手ボールでキックオフ。追い風の中、まずは慎重な入りを見せるア女。立ち上がりはリスクマネジメントをしながら相手の背後を狙う。3分、7蔵田が駆け上がり、ニアに鋭いクロスをあげる。15吉野が合わせに行くもゴールには繋がらない。立て続け7分、11髙橋と2船木のコンビネーションから最後は2船木がシュートを放つも相手に阻止される。序盤から果敢に攻め込むが、18分、相手のカウンターを受ける。シュートは放たれるが、失点には至らない。攻め込む時間に対し守備のリスク管理を求められるア女。26分、ビルドアップから9廣澤にボールが渡り、個人技で相手DF2枚を置き去りにする。シュートを打つが、惜しくもキーパーに阻まれる。38分、右サイドから7蔵田がカットインし、シュートを打つ。こぼれ球を11髙橋が即座に反応し再度シュートを打つが惜しくもクロスバーを超える。スコアレスのまま試合は続く。ボールを保持する時間が長い中、1近澤、5後藤、22夏目の集中したリスクマネジメントにより、自陣での被シュートを阻止する。45分、8並木から2船木へサイドチェンジ、2船木から早めのクロスが上がり、15吉野が頭で合わせ1-0。待望の先制点を奪った。そのまま前半終了。

ハーフタイムでは、相手のゴールキックに対する守備の仕方、後半は得点を狙いに来る相手に対して、リスクを背負いすぎないこと、この試合に勝つための確認をし、後半に臨む。

後半はア女ボールでキックオフ。立ち上がりから相手ゴールを脅かし続ける。50分、10加藤から7蔵田へボールが繋がる。7蔵田のクロスに15吉野が反応するも、枠を捉えることができない。その5分後、8並木、7蔵田、10加藤の4年生コンビで相手を崩し、11髙橋がシュートを放つも、ゴール上に外れる。58分、7蔵田→18三谷の交代を行う。18三谷のスピードでア女の攻撃に拍車をかける。63分、カウンターを受ける。ゴール中央で混戦を招き、再三シュートを打たれるが、5後藤、22夏目、6ブラフの身体を張った守備でゴールを死守する。一瞬の隙も見せないア女。1つのミスでたくさんの涙を流してきた経験を11人は体現し続ける。71分、相手にCKを与えるが、1近澤のパンチングと全員の守備で事なきを得る。73分、8並木→30築地の交代を行う。74分、15吉野のキープに対して18三谷がオーバーラップを仕掛ける。18三谷がシュートを放つが惜しくもポストに阻まれる。さらに7分後、6ブラフから2船木にボールが渡り、クロスをあげ、18三谷がシュートを放つもクロスバーに当たり、得点にはならない。78分、15吉野→12黒柳の交代を行う。80分、相手のロングスローからペナルティエリア内に侵入され、最後は豪快にシュートを打たれるが、枠を外れる。最後まで集中し続け、1-0で試合終了。本大会をクリーンシートにし、決勝まで駒を進めた。

2年ぶりの決勝戦へ還ってきたア女。2021シーズン、何度も苦しんだ。思うように結果が出ず、悩みもがいた。選手、スタッフが頭を抱えることもあっただろう。それでもア女は歩みを止めなかった。インカレ「優勝」を誰一人諦めなかった。明日、その舞台に「挑戦」できる。私たちは女王として咲き返るために、90分間を愉しみ続け、越えていく。最後に笑うのはア女だ。

戦評担当:井上、髙橋

【次戦情報】
第30回全日本大学女子サッカー選手権大会

決勝 vs 静岡産業大学
日時:2022年1月6日 13:00 kick off
場所:味の素フィールド西が丘

有観客試合
Twitter速報有り

それでは失礼します。
吉野