news-women

NS TOOL 日進工具プレゼンツ欧州組集結チャリティーマッチ 2022 IN 女川 試合結果(vs PROTAGONISTA)

NS TOOL 日進工具プレゼンツ欧州組集結チャリティーマッチ 2022 IN 女川

6/19 vs PROTAGONISTA
15:00 kick off

早稲田 5 (1-1,4-0) 1 PROTAGONISTA

【メンバー】
-前半-
石田、船木、ブラフ、堀内、夏目、築地、笠原(→生田)、宗形、髙橋、三谷(→木南)、廣澤
近澤(相手GK)

-後半-
石田、船木、ブラフ、堀内(→小林)、夏目、築地(→井上)、笠原(→栗田)、白井(→髙橋)、髙橋(→宗形)、三谷(→大森)、廣澤(→生田)
丸山(相手GK)

【得点】
-前半-
14分 廣澤真穂
37分 失点

-後半-
69分 髙橋雛
81分 髙橋雛
90分 生田七彩
90+2分 生田七彩

 

以下、戦評です。

NS TOOL 日進工具プレゼンツ欧州組集結チャリティーマッチ2022が、宮城県女川スタジアムで開催された。第2回目となる今大会も、発起人OG千葉望愛(みのり)さんの企画意図に賛同させていただき、いよいよ我がア女が欧州組「プロタゴニスタ」と参戦する機会を得た。
東日本大震災の被災地・女川から世界へ、東北の復興を発信するとともに、サッカーを通じて街を活性化していく流れに拍車を掛けたい。
一方で、自分のサッカー愛を世界に向け、日本を飛び出し研鑽努力されている諸先輩方々。そのチャレンジャー精神に敬意を表するとともに、欧州での成長を見せ、日本リーグに移籍出来る道しるべになるという意志を汲みたい。
また大学女子サッカーの存在感、WEリーグの発展、言わば「日本の女子力」をグローバルに発信出来るチャンスを楽しみながら闘いたいところだ。
色々な願い・思い・意味がこもったゲームになる。そんな共通意識を自ずと両チームとも以心伝心し合った静寂のなか、345人の観客の前でキックオフの笛が響いた。

前半はア女ボールでキックオフ。GK不足により、相手GKには1近澤が務める。開始早々から、急な雨でのピッチコンディションにより、パスのズレが目立つ。そんな中、11分、10髙橋のキープから抜け出した14笠原がゴールに迫るも得点には至らない。すると14分、チャンスが訪れる。9廣澤が相手のミスを奪い、自ら持ち出し放ったシュートはゴールに吸い込まれ先制。その後も相手のゴールに迫るア女。17分、7三谷の持ち味である積極的な仕掛けを発動するも、相手の粘り強い守備に対応される。守備の時間帯が続く中、21分、相手の素早い切り替えからスルーパスを通され遠い位置からシュートを打たれるも、16石田の落ち着いた対応で失点を免れる。試合開始中盤、ア女がボールを保持する時間は増えていくも、ゴール前を迫るシーンをなかなか作り出せない。25分、14笠原→27生田の交代を行う。また34分、7三谷→17木南の交代を行う。37分、相手はシンプルに背後を狙ってくるも、DFラインの正確なラインコントロールで対応する。しかしその直後、左サイドを打開され、最後はこぼれたボールを仕留められ失点。1-1となる。44分、17木南の仕掛けから最後は10髙橋がシュートを放つもGKに止められる。1-1のまま前半終了。

HTには、ビルドアップ時のポジショニングの確認やはっきりとした動き出しを増やすことを共有する。また、17木南→7三谷、27生田→14笠原、26宗形→18白井、相手GKでは1近澤→21丸山の交代を行い、後半に臨む。

後半は相手ボールでキックオフ。49分、9廣澤と7三谷の連携から右サイドを突破し、最後は5船木がシュートを放つも、枠を外れる。後半開始から良い入りを見せるア女。56分、10髙橋→26宗形の交代を行う。また62分、18白井→10髙橋の交代を行う。2夏目のスルーパスに抜け出した10髙橋がゴール前の26宗形にパスを送り流し込むも、ポストに嫌われる。69分、裏へ抜け出した9廣澤が自ら持ち込みクロスをあげる。それに10髙橋が合わせゴール。2-1となる。70分、19築地→8井上の交代を行う。また79分、9廣澤→27生田の交代を行う。81分、5船木からの縦パスに抜け出した27生田がターンし、絶妙なスルーパスを送る。それに反応した10髙橋が落ち着いて流し込みゴール。3-1と相手を突き放す。84分、7三谷→20大森、14笠原→23栗田の交代を行う。また87分、4堀内→28小林の交代を行う。その後もア女の猛攻は止まらない。90分、27生田がビルドアップのミスを誘い、自ら流し込みゴール。4-1となる。また90+2分、20大森の背後へのパスに抜け出した生田が抜け出し、持ち味であるスピードで相手を置き去りにし、最後は落ち着いて流し込みゴール。両チーム共に最後まで躍動し続け、5-1で試合終了。タフな日程の中で、3連戦最終戦を勝利に収めることができた。

この度、プロタゴニスタとのゲームが実現し、厳しい欧州リーグに身を投じて闘う先輩の皆さまの覚悟・生き様を直に肌で感じ取れた。
何より、海外でサッカーが出来る環境があることの多様性を行動で示されたことに勇気をいただき、私たちの1つの選択肢として、背中を見て生きる道もあると気づかせていただいたことに感謝申し上げたい。「海を越える可能性」を確信出来たことは、大きな収穫となった。
この動画も海を越え、話題性を呼び、拡散し、1人でも多く視聴者が増えて行くこと。そしてこのチャリティーマッチがまた開催され、東北復興の一助になることを祈念する。女子サッカー界の発展が東北復興に繋がっていく。繋げたい。繋げなければ。

戦評担当:髙橋

【次戦情報】
第36回関東大学女子サッカーリーグ

前期第10節 vs 帝京平成大学
日時:2022年6月25日 15:00 kick off
場所:早稲田大学東伏見グラウンド
有観客試合

Live配信有り
Twitter速報有り
グッズ販売有り

それでは失礼します。
澤田