2021年 第27回関東女子サッカーリーグ 第3節 vs筑波大学

この試合の戦評

関東リーグ第3節がホームで行われた。対する相手は昨シーズンの関カレで、敗北を喫している筑波大学。攻守ともに今まで積み重ねてきたア女の強みと、相手の特徴に対する作戦を再確認して試合に臨んだ。

前半は相手ボールでキックオフ。立ち上がりから前を狙って蹴ってくる相手に対して、前線から厳しくプレッシャーをかけ自由に蹴らせないア女。ディフェンスラインもロングボールに対してしっかりと対応し、マイボールにする。前半4分、6ブラフからのロングパスで19笠原が相手の背後を取りシュートを放つが、キーパーにキャッチされる。17分には、15吉野がゴール前で相手を引きつけ11髙橋にボールをおとす。11髙橋が豪快なシュートを放つもバーの上へと外れる。24分、コーナーキックを獲得。30築地がヘディングで合わせ、相手に跳ね返されたボールに4堀内が反応しシュートを放つも相手に当たる。そのままもう1度コーナーキックのチャンスを得るが、シュートは打てず。何度も攻撃を仕掛けゴールまで向かうア女だが、29分、相手陣地でボールを奪われカウンターを受ける。シュートまでいかれるが相手のシュートは枠を外れピンチを免れる。37分、4堀内から前向きでパスを受けた6ブラフがミドルシュートを放つも、惜しくも枠を外れる。39分には、ゴール前でボールを受けた15吉野が華麗なターンから19笠原へパス。19笠原が相手をかわしシュートを放つも決めきれず。その後も積極的に攻め続けるがシュートを決めることができず、0-0のまま前半を終える。

チャンスを多く作るも、なかなか得点に結びつけることができずに前半を終えたア女。HTには、シンプルな攻撃を増やすことや相手をゴール前から逃がさないことなどを確認した。

後半も果敢に攻め続けるア女。47分には、15吉野からゴール前の19笠原へ鋭いパスが通りシュートまでいくが相手に阻まれる。さらに51分には中央でボールを受けた11髙橋がドリブルで運びシュートを放つも、相手キーパーに弾かれる。なかなか得点できないア女は、64分、15吉野→9廣澤の交代を行い、さらにゴールを狙いにいく。すると、68分、右サイドからの30築地の絶妙なクロスに9廣澤がヘディングで合わせゴール。待望の得点をあげ、1-0とする。その後もア女は勢いを止めることなく攻撃を続ける。78分には、ゴール前でボールを受けた30築地が相手に囲まれながらも9廣澤へパス。9廣澤のシュートは相手キーパーに当たるも、そのままゴールとなり2-0とする。さらに点数を重ねたいア女だが、相手の必死の攻撃に耐える時間が増える。80分には、相手にフリーキックを与えゴール前で強烈なシュートを打たせてしまう。相手のシュートはバーの上へと外れ、失点は免れる。90分、4堀内→29田頭の交代を行い、もう一度守備の体制を整える。すると90+1分、右サイドのスローインから、9廣澤と11髙橋で相手を崩し11髙橋からゴール前にナイスパス。左サイドから入ってきた19笠原が冷静に決め、追加点をあげる。90+3分に8並木→17井上の交代を行い、そのまま3-0で試合終了。

筑波大学へのリベンジマッチとなったこの試合で、個々の力を発揮しつつチーム一丸となって勝利を掴むことができた。また、練習から強く意識してきた粘り強い守備を最後までやり抜き、今シーズン初の無失点勝利を収めた。次節に向けて、また、いよいよ来週から始まる関カレに向けて、更なる高みを目指して頑張っていきたい。

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