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2021年 第27回関東女子サッカーリーグ 第10節 vs筑波大学

2021年7月4日(日) 16:30キックオフ @筑波学院大学Tフィールド vs筑波大学
早稲田 7 2 – 0
5 – 0
0 筑波
(16分)オウンゴール
(44分)吉野 真央
(51分)高橋 雛
(56分)築地 育
(67分)廣澤 真穂
(68分)高橋 雛
(87分)高橋 雛
得点  
  警告・退場 (26分)
23 シュート 3
2 GK 15
6 CK 0
3 直接FK 3
1 間接FK 2
0 PK 0
スターティングメンバー
POS NO. 選手名
GK 16 石田 心菜
DF 3 桝田 花蓮
DF 5 後藤 若葉
DF 22 夏目 歩実
DF 26 木南 花菜
DF 29 田頭 花菜
MF 6 ブラフ シャーン
MF 28 白井 美羽
MF 30 築地 育
FW 9 廣澤 真穂
FW 15 吉野 真央
リザーブメンバー
POS NO. 選手名
GK 21 丸山 翔子
DF 20 浦部 美月
DF 25 藤田 智里
MF 10 加藤 希
MF 14 關 陽南子
MF 19 笠原 綺乃
MF 24 大森 美南
FW 11 高橋 雛
FW 27 栗田 彩令
選手交代
OUT IN
45 後藤 若葉 浦部 美月
45 ブラフ シャーン 加藤 希
45 吉野 真央 高橋 雛
73 廣澤 真穂 藤田 智里
80 夏目 歩実 大森 美南

この試合の戦評

関東リーグ後期第3節がアウェイで行われた。対する相手は筑波大学。天候不良によりピッチ状況の悪化、先日からのアウェイ続きの連戦になるが、全員が勝利に向かって貪欲なプレーをし、闘い続けた。

前半はア女ボールでキックオフ。前日の試合から28白井、26木南などのメンバー変更を行い、試合に臨む。2分、ファーストシュートはア女、9廣澤がシュートを放つも惜しくも枠を外れる。開始早々、前日の疲れを微塵も見せない圧力で相手陣地へと押し込む。15分、右SBを務める5後藤から15吉野に絶妙なスルーパスが通る。15吉野のシュートはキーパーの好セーブにより弾かれるも、9廣澤が俊敏にこぼれ球に反応し押し込む。相手に当たりオウンゴールとなるも、先制点を獲得し1-0とする。この流れのまま得点を奪いたいア女。しかし、リトリートしてくる相手と、ピッチ状況によりなかなか決定的なシーンを作ることができない。それでも、3桝田、29田頭、6ブラフの長短含め、安定したフィードで相手を揺さぶる。25分、相手陣地中央でFKを獲得。5後藤のボールを15吉野が頭で合わせ、そのこぼれを9廣澤がつめるものの、ゴールを捉えることができない。果敢な仕掛けからセットプレーをもらうシーンも増え、29分、左サイドでFKを獲得。3桝田の絶妙なボールに30築地が飛び込むがゴールにはならない。歯痒い時間帯が続く中、DFラインの徹底したリスク管理、16石田のコーチングによってピンチは未然に防がれる。43分、CKを獲得する。28白井のボールはキーパー頭上を越え、15吉野が頭で合わせ追加点。前半終了間際、追加点を得る。ペースは掴むものの、得点に比例せず、2-0で前半を折り返す。

HTでは、ブロックを敷く相手に対してどのように崩していくかを話し合い、サイドの裏を使うことで相手を横からずらしていく認識を持った。また、中盤とのボールの出し入れで相手を釣り出してバイタルを空けて得点を奪いに行く確認をした。

後半から、6ブラフ→10加藤、15吉野→11髙橋、5後藤→20浦部の交代を行う。52分、28白井と11髙橋が華麗なパスワークで相手を翻弄し、最後は11髙橋のシュートが左隅に吸い込まれ3-0とする。勢いは止まらない。58分、サイドに流れた11髙橋から鋭いクロスが入り、30築地が持ち味のダイナミックなプレーでしっかり滑り込み追加点を奪い4-0。HTに交代した選手によって攻撃に拍車をかけるア女。同時にポジション変更を行い、3桝田はアンカーの位置へ上がる。69分、高い位置を取った3桝田と20浦部のコンビネーションで相手を崩し、最後は9廣澤に渡り、弾丸シュートを打つ。5-0とさらに相手を突き放した。さらに1分後、20浦部の縦パスを9廣澤がスルーし、11髙橋へ。自ら前を向き放ったシュートは見事にサイドネットへ刺さり6-0。給水タイムを挟み、74分、9廣澤→25藤田の交代を行う。ポジション変更を行い、25藤田は右SBを務める。交代直後から、積極的なオーバーラップをし、さらにア女の攻撃に厚みを出す。10加藤を筆頭に、相手に合わせず、チームを鼓舞し続ける声でチームはさらに引き締まる。82分、22夏目→24大森の交代を行う。24大森をSHで起用し、追加点を狙いに行く。交代直後、相手のルーズボールに反応した24大森はビッグチャンスを得るもののゴールには至らず。早々にチャンスを演出した。88分、11髙橋が中央でボール奪取し、そのままシュートを打ち7-0。最後まで集中を切らさず7-0で試合を終える。

個人技を含めながら、貪欲にゴールを目指して快勝した。ピッチ、フィジカルコンディションなど様々な要素を抱えながらの戦いだったが、ア女の強みであるタフさを十分に発揮した試合だった。一方、そのような中でも1つ1つのプレーに対する質を求め続けることが今後のア女をさらに強くすると感じた。こだわりを持ってプレーする大切さを実感したからこそ、今週のトレーニングから意識を上げていきたい。