2021年 第35回関東大学女子サッカーリーグ 第16節 vs神奈川大学

この試合の戦評

関カレ後期第5節、神奈川大学戦が行われた。皇后杯予選が終わり久しぶりの関カレだ。相手のパスコースを消しながらも前からプレッシャーをかける守備や、ゴール前、セカンドボールに対する貪欲さを意識して試合に臨んだ。

前半はア女ボールでキックオフ。序盤から積極的に攻撃をしかけていくア女。6分には、30築地、19笠原、2船木のパス回しで右サイドを崩す。2船木のクロスを逆サイドの18三谷が触るも、惜しくもゴールならず。その後も攻め続けていく。ボールを奪われるも、CBの22夏目の的確な指示のもと素早く奪い返す。また、試合前に確認した通り、相手のGKやDFからのロングボールに対しても競り勝ち、セカンドボールまできちんと反応しマイボールにできている。18分には、ペナルティエリア付近でボールを受けた11髙橋がゴール前に走り込んだ30築地へスルーパスを通すも、あと一歩届かずラインを割ってしまう。さらに26分、18三谷のドリブルからCKを獲得。19笠原のキックを30築地がヘディングで合わせるも、相手GKにキャッチされる。29分には、22夏目から前線の11髙橋へロングパスが通る。そのまま鋭いシュートを打つも、枠を外れる。その後もチャンスを多く作るものの得点に結びつけることはできず、0-0のまま前半終了。

テンポよくボールを回せているものの、得点に繋げることができていないア女。HTには、ボールを回している中で中央が空いてくるのを意識することやシンプルに裏を狙えるチャンスを逃さないことなどを確認した。

得点が欲しいア女だが、46分、後半開始早々に自陣でのパスをカットされ、シュートまでいかれてしまう。相手のシュートは枠を外れたものの、立ち上がりでのミスでピンチを招いてしまう。しかし、ここからア女は落ち着いてボールを回し始め、相手陣地でプレーする時間を増やしていく。すると、57分、左サイドでボールを持った22夏目の攻撃参加から、ペナルティエリア付近で9廣澤にボールが渡る。華麗なドリブルで複数の相手を置き去りにし、シュートを決め1-0とする。64分には、18三谷→12黒柳の交代を行い追加点を狙いに行く。果敢に攻め続けるア女だが、なかなか相手の最終ラインを突破できない。さらに、ボールを奪われた後にカウンターを受けるシーンも出てきた。85分には、DFラインの背後を取られ、大ピンチになる。1近澤がペナルティエリアから飛び出し、失点は免れる。しかし、このプレーでファールを取られ、相手に良い位置からのFKを与えてしまう。相手のキックはクロスバーの上へと飛んでいき、このピンチを乗り切る。悪い流れを変えたいア女は86分に、11髙橋→28白井の交代を行う。しかしその後も相手の攻撃の勢いはおさまらず、耐える時間が続く。90分には、FKを与えるシーンもあり相手の時間帯となったが、全員でゴールを守り切り、1-0で試合終了。

相手の守備をなかなか崩しきることができず難しい試合となったが、なんとか1点をもぎ取り勝利を収めることができた。しかし3日後には早慶戦が控えている。中2日とハードなスケジュールではあるが、次の試合も勝利を掴めるようしっかりと良い準備をしていきたい。

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