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2021年 第43回皇后杯全日本女子サッカー選手権大会 2回戦 vsスフィーダ世田谷FC

2021年12月5日(日) 13:30キックオフ @セイホクパーク石巻 石巻フットボール場 vsスフィーダ世田谷FC
早稲田 0 0 – 1
0 – 0
1 スフィーダ世田谷
  得点 (28分)
  警告・退場  
2 シュート 14
15 GK 6
1 CK 8
4 直接FK 10
2 間接FK 5
0 PK 0
スターティングメンバー
POS NO. 選手名
GK 1 近澤 澪菜
DF 2 船木 和夏
DF 5 後藤 若葉
DF 22 夏目 歩実
MF 6 ブラフ シャーン
MF 7 蔵田 あかり
MF 8 並木 千夏
MF 10 加藤 希
FW 9 廣澤 真穂
FW 11 高橋 雛
FW 15 吉野 真央
リザーブメンバー
POS NO. 選手名
GK 16 石田 心菜
DF 17 井上 萌
DF 20 浦部 美月
MF 18 三谷 和華奈
MF 19 笠原 綺乃
MF 26 木南 花菜
MF 30 築地 育
選手交代
OUT IN
54 蔵田 あかり 三谷 和華奈
61 吉野 真央 築地 育

この試合の戦評

皇后杯2回戦が宮城県のセイホクパーク石巻で行われた。対する相手は、スフィーダ世田谷FC。なでしこリーグ1部の相手に対し、今まで積み上げて来た事を再確認し、3回戦に駒を進めるべく、チーム一丸となって試合に臨んだ。

前半はア女ボールでキックオフ。開始早々からハイプレスをかけてくる相手に対して、ア女のペースに持っていくためシンプルに裏を狙って行く。1分、7蔵田がこの試合のファーストシュートを放ち、ア女に勢いをつける。7分、右サイドの7蔵田と10加藤の連携によって、サイドの突破を図るものの相手の守備により阻止される。11分、相手の左サイドから中央にパスが通りサイドチェンジ。シュートを打たれるものの、1近澤のファインセーブにより、事なきを得る。一進一退の攻防が続く中、ボールを持つ時間を増やして、ゴールに迫りたいア女。すると20分、10加藤から裏に抜け出した7蔵田にパスが繋がる。7蔵田がそのままシュートを放つものの、相手の体を張った守備により、ゴールを揺らすことをできない。拮抗した展開が続く中、相手ゴールに攻め続けていきたいア女。しかし27分、自陣左サイドから相手FKを与えてしまう。ヘディングでファーサイドで合わせられ失点。相手に先制を許してしまい、0-1となる。41分には相手左サイドから攻め込まれ、クロスをあげられる。ヘディングシュートを打たれるものの枠を外れ、失点は免れる。なんとしても得点を奪いたいア女だが、0-1のまま前半終了。

ハーフタイムでは相手の特徴を逆手に取る、サイドチェンジからの攻撃、食いつきを利用した2人目、3人目を使うことを共通認識にした。後半、チャンスをものにしてゴールを奪いにいく。

後半は相手ボールでキックオフ。まずは残り45分で1点を奪いに行くア女。立ち上がりは両チーム振り幅の大きいボールで攻防が続く。54分、7蔵田→18三谷の交代を行い、サイド攻撃に拍車をかける。56分、積極的にプレッシャーをかけるが、相手に剥がされてしまいシュートを放たれるまで押し込まれる。しかし、1近澤のファインセーブでゴールを死守する。なかなかマイボールポゼッションを図ることができない中、5後藤、22夏目を中心に陣形を整えていく。62分、15吉野→30築地の交代を行う。69分、カウンターのチャンスを得る。11髙橋→18三谷とボールを繋ぎ最後はクロスを上げるが相手にブロックされてしまい、得点を奪うことはできない。しかし、交代選手を含めア女の強みを出した攻撃で再三ゴールに迫る。75分、相手の弱点を突きながら、ア女の時間帯が続く。6ブラフを中心に、両サイドへの展開、2船木、10加藤の積極的な攻撃参加でチャンスを演出する。
80分、6ブラフからのロングフィードに18三谷が反応するも、ゴールには繋がらない。後一歩、付ける足で攻守が一転してしまう。さらに89分、6ブラフのロングシュートは相手GKに拒まれ後一点が遠のく。アディショナルタイムは3分と表示され、ゴールを目指し続けるも0-1で試合終了。2回戦敗退で皇后杯は幕を閉じた。

私たちは全員が「挑戦者」として臨んだ。結果はついてこなかった。駒を進めることはできなかったが、私たちは確実に前に進んでいる。強みを存分に表現し、相手に喰らい付いた。相手を困らせた。これは紛れもない事実である。幸い、私たちには「インカレ」という場所で再度挑む環境がある。下を向いても頂は見えない。目指す場所を再認識し、2021シーズン、最後の挑戦に蹴りをつけに行こう。