2022年 第28回関東女子サッカーリーグ 第10節 vs大東文化大学

この試合の戦評

久しぶりのナイターゲームで少し涼しさを感じるほどの気温の中、関東女子サッカーリーグ後期第3節がホームで開催された。対する相手は大東文化大学。関カレと関東リーグの試合が同日に行われるというハードスケジュールの中、関カレの勝利に続いて勝ち点3を掴みにいくべくチーム一丸となって試合に臨んだ。

前半は相手ボールでキックオフ。立ち上がりはなかなかア女のペースに持ち込むことができず、自陣ゴール前まで攻め込まれる展開が続く。11分、自陣中央でのパスミスからボールを奪われ、相手にフリーでシュートを打たれる。ボールはゴール右へ逸れ、事なきを得る。16分、18白井のコーナーキックを11吉野が頭で合わせるが相手GKの好セーブにより、得点には繋がらない。29分、こぼれ球に反応した17木南が右サイドから強烈なシュートを放つが惜しくも相手キーパーの正面へ。段々とア女がペースを掴み始めるが、決定機をなかなか作ることができず、苦しい時間帯が続く。そして39分、自陣中央への縦パスから相手にGKと1対1の局面を作られ、失点。0-1となる。失点後は徐々に相手のペースに持ち込まれてしまう。45+1分、自陣左サイドを突破されミドルシュートを打たれるが21丸山のセーブにより追加点は与えない。そのまま0-1で前半を終える。

HTには、自陣での細かいミスを無くすことやサイドバックが積極的に関わることなどを共有する。そして何よりも得点を奪いにいくことをチーム全員で再確認し、後半に臨む。また、4堀内→2夏目、15田頭→26宗形、11吉野→27生田の交代を行う。

後半はア女ボールでキックオフ。後半開始早々の47分、コーナーキックのチャンスの場面で26宗形が蹴ったボールが直接ゴールへ吸い込まれ、1-1となる。さらに57分、26宗形の横パスを受けた27生田が相手を交わして自らドリブルで運ぶ。右足から放たれた強烈なシュートはクロスバーに当たってゴール左隅へ突き刺さる。ア女待望の逆転弾で2-1とする。勢いに乗ったア女は76分、18白井からロングボールを受けた右サイドの20大森が中へ持ち込み、自ら左足でシュートを放つ。ボールは綺麗な弧を描いてゴール左のサイドネットを揺らし、3-1となる。20大森のチームを救う追加点で相手を突き放す。82分、26宗形のパスに27生田がタイミングよく抜け出しシュートを打つが相手GKの好セーブにより得点には至らない。88分、23栗田→12渡邊の交代を行う。その後もピンチの場面はあったが、2夏目を中心としたDF陣の体を張った守備でゴールを割らせず、そのまま3-1で試合終了。

前半、相手に一瞬の隙をつかれ先制点を許すも、交代選手の活躍などもあって後半で3点を取り返し、逆転勝利を収めることができた。まだまだ課題は多いが、このハードスケジュールの中、2試合を勝利で飾れたことは胸を張っていいだろう。次の試合に向けてまた1つ1つチーム全員で積み上げていく。

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